バイクローンは銀行でローンを組むのが低金利でお得

バイクを購入しようとしても、手元にまとまったお金がないためローンを利用して購入する方は多いです。その中で購入先で勧められたローンを組むケースがありますが、その場合は金利が高めに設定されている可能性が高いです。

また、店舗先でローンを組む場合は、名義が店舗側になってしまうので、何も知らずに契約をすると思っていたものと違い損をしてしまうこともあります。

今回はバイクローンについてどこでローンを組むのがお得に利用することができるのか、それぞれの金利の比較からバイク以外にもかかってくる費用までを注意点を踏まえて徹底的にご紹介していきます。

バイクローンの金利はどこで借りるのが1番お得か

バイクを購入するときには大抵の方は、ローンを利用して購入する方が多いです。

その際に勧められるのはメーカーやディーラー、バイク専門店で提携しているローンになりますが、実はこのローンは金利が高めに設定されています。

なので、金利の面だけを見ると他の金融機関の方がバイクローンを、お得に利用することができます。

バイクを購入する際に利用できるローン提携先は以下の4つです。

  • メーカーやディーラー
  • バイク専門店
  • 銀行
  • 消費者金融

上記のローン提携先の特徴について一つずつご紹介していきます。

メーカーやディーラー

メーカーやディーラーでローンを組むメリットは据置クレジットタイプのローンにより、毎月の返済額を抑えることができることです。

据置クレジットタイプのローンでは表示価格の半額の値段で三年間のローンを組むので、新車をどんどん乗り換えていきたい方やワンランク上のバイクを購入したい方にオススメです。

名義が店舗側になってしまいますが、その分審査も通りやすく審査回答も早いのでスムーズに手続きを済ませることができます。

もちろん最初から全額分でローンを組むことができますが、その場合は購入先の金利が適用されるので利息が高くついてしまう可能性があります。

メーカーやディーラーでは金利が低くなるキャンペーンを行うことがあるので、キャンペーン期間中にローンを組むことでお得に利用することができます。

バイク専門店

バイク専門店が提携している信販会社のローンを利用することができます。

こちらもバイクの名義が店舗側になってしまいますが、審査のハードルは低く手続きも済ませやすいのでバイクの購入が楽なローンになります。

ですが、金利は高めに設定されています。

店舗によっては売り出したい商品は金利を下げるキャンペーンを実施したり、お得に利用できるオプションなどがついたりしますが、信販会社が間に入りローンを組むので、手数料が金利に加算されて高めになってしまう傾向にあります。

なので、バイク専門店のローンを利用するのであれば、金利以外にお得なサービスがないか確認をしておきましょう。

銀行

ローンの中でも最も低金利で融資することができるので、最終的な返済額を少なく済ませることができます。

銀行のローンは無担保で利用することができるので、名義を自分のものにすることができるのも嬉しいポイントになります。

ですが、その分審査は厳しくなり、融資までに時間がかかってしまいます。提出する書類も多いので、手続きが他のローンよりも面倒になっています。

カードローン

カードローンはバイクローンではないですが、使用用途が自由なのでバイクの購入にも利用することができます。

金利はどのローンよりも高めの設定になっていますが、カードローンでは無利息期間や即日融資などのユニークな特典があります。

無利息期間などを上手く活用すれば利息を無料で利用することができます。ですが、期間は30日間などが多いので、その期間中に返済できるように少額の金額を借りるようにしましょう。

メインでローンを組むよりも、バイクの修理代や保険代などの突発的に発生した金額に対応するように利用するといいでしょう。

バイクローンには二つのタイプがある

バイクローンには契約時に指定された分割回数で返済をする分割払いタイプと、一定の金額を据え置いて残りを返済していく据置クレジットタイプを利用することができます。

この二つのタイプには違いがあるので一つずつご紹介していきます。

分割払いタイプ

バイクの全額分を指定された分割回数で返済していく、ごく一般的なローンタイプとなります。

据置クレジットタイプよりも毎月の返済額が高めになりますが、名義を自分のものにすることができます。なので返済が終了しても返却することなく、追加の支払いが発生することもありません。

銀行を利用する場合は現金を借入するので、ローンの分割払いというよりも借入に分類されます。

据置クレジットタイプ

バイクの購入金額の半額などの店舗で指定された金額を据え置き、残りの金額を返済していくタイプになります。

店舗によっては車を半額で購入することができるので、新車を乗り換えて利用したい方や、毎月の返済額を抑えたい方にオススメのタイプとなります。

ですが、名義は店側になってしまうので三年間のローンを返済し終えると、その車を返却するか残りの料金分を一括または再度ローンを組んで返済していくことになります。

もし返却をする場合には、規定以上の傷や走行距離を走っている場合は返済額が加算されるので、大事に使用していかなければならず少し面倒です。

なぜマイカーローンなのか?

銀行のバイクローンについて調べていくと、バイクローンではなくマイカーローンについての説明が出てくることがあります。

結論をいうとバイクローンとマイカーローンは名前が違うだけで特に違いはありません。

マイカーローンは車だけでなくバイクにも利用することができます。また、銀行のバイクローンやマイカーローンはバイクだけでなく、パーツ代や車検代などにも利用することができるので、追加の支払いが発生しても臨機応変に対応することができます。

それぞれのバイクローンを比較

メーカーやディーラーなどの店舗でローンを組む場合は、審査が通しやすく手続きがしやすいですがその分金利が高いです。

また店舗でローンを組む場合はバイク自体を担保にするので返済額を半額などにすることができます。なので新車にどんどん乗り換えたい方や、毎月の返済額を抑えたい方にはオススメになります。

ですが、低金利であることを重視するなら、銀行の方が金利は低いです。

このように目的に応じて利用しやすい方法は違ってくるので、きちんと比較をして自分にあったローンを選ばなくてはいけません。

実際の比較

以下にローンを組む利用先に応じて、適用される金利をまとめましたので参考にしてください。

消費者金融

会社名 実質年率
プロミス 4.5〜17.8%
アコム 3.0〜18.0%
SMBCモビット 3.0〜18.0%

メーカーとディーラー

メーカー 実質年率
YSP 2.4〜3.9%(商品による)
ホンダ 2.9〜8.5%(商品による)
レッドバロン 6.8〜9.8%(商品による)

銀行

銀行 実質年率
三菱UFJ銀行(ネットDEマイカーローン) 1.5〜2.45%
三井住友銀行 4.475%
みずほ銀行(多目的ローン) 5.875%もしくは6.5%(金利方式による)
千葉銀行(マイカーローンプレミアム) 1.7%
横浜銀行 1.7〜2.7%

金利だけで見るなら地方銀行のマイカーローン

上記の表を見ると銀行のマイカーローンは低金利ではありますが、大手銀行ではメーカーやディーラーと金利があまり変わりません。

ですが、千葉銀行や横浜銀行のような地方銀行では、来店が必要で利用地域が限定されていますが、他よりも低金利で利用することができます。

もし、上記の地方銀行を利用することができない場合は、自身の利用している地方銀行でマイカーローンがないかを確認してみましょう。

ですが、上記の銀行以外の場合は金利に保証料が含まれておらず、ローンを組んだ後の最終的な金利が高くなる場合があります。

キャンペーン中だけ1.0%などの大幅に金利を下げている場合は保証料が金利に含まれていないこともあるのできちんと契約内容を確認しておきましょう。

バイクローンの審査について

バイクローンは誰でも利用できる訳ではなく、利用条件を満たして審査に通らないとローンを組むことができません。

どこの審査でも見られるポイントは同じであり、メーカーやディーラー、バイクの専門店などは名義が店舗側になるので比較的に審査に通りやすいです。

ですが、銀行では無担保で融資をするので審査が特に厳しくなります。なので審査についてを理解しておかないと、ローンの利用は難しくなります。

これからその審査について詳しくご紹介していきます。

審査に落ちないためのポイント

審査されるポイントは主に二つです。それは返済能力と信用情報になります。

まず審査をされるのはローンを組む会社の規定にある、利用条件を満たしているかが見られます。そして借入額やローンの金額からみて、毎月きちんと返済をしていくことができるのかを審査されます。

返済能力では現在の収入に関係してくる職場についてと、家族構成や家賃などによる固定でかかる費用が収入に見合っていて、バイクローンを組んでも生活に支障が出ないかを審査されます。

勤続年数が短かったり、家賃と収入が見合っていないと判断されると、返済能力がないと審査されて通らない可能性があります。

もし、転職したばかりや、固定で毎月かかる費用によって生活に余裕がない場合は、その生活が安定するまではバイクローンは見送るのがいいでしょう。

信用情報では、今までの金融取引により遅延や滞納がないかを見られます。カードローンなどを特に利用していなくても、携帯電話の料金・家賃や光熱費や水道代・税金の滞納などでも審査に関係してきます。

また、複数の他社で現在も借入していたりすると、借入額が増額してしまい返済額が負担になってしまうと判断されてしまいます。

審査も落とされるやすくなるので注意してください。

未成年でも借りれるのか

バイクローンは原則では20歳未満の方は利用することができません。低金利で利用できる銀行ではほとんどの場合は断られてしまうでしょう。

親の同意と連帯保証人がいれば学生でも利用することができるローンもありますが、その場合は高金利でローンを組むことになってしまうのであまりオススメできません。

もし未成年の方がローンを組むのであれば、親の利用している銀行のマイカーローンを利用してもらうか、現金で一括払いをする方がいいでしょう。

日数はどれくらいかかるのか

メーカーやディーラー、バイク専門店、では最短で即日にでもローンを組むことができます。

バイクが担保になっているので、審査項目も少なくハードルも低いです。なので、審査にも時間があまりかかりません。

一方で銀行では審査が厳しいので即日融資を受けることはできません。

審査だけでも回答を得られるのは翌日以降であり、融資までに最短でも1週間以上かかってしまうこともあります。

審査をすぐに終わらせてすぐにバイクローンを利用したいのであれば店舗でローンを組み、そこまで急いでおらずに低金利でバイクローンを利用したいのであれば銀行のローンを利用しましょう。

中古でもバイクローンは適用されるのか

バイクローンでは中古品であってもローンを利用することができます。

バイクの購入を考えていると、安く済むので中古品の購入を考えることもあります。値段が新車よりも大幅に下がるので、ワンランク上のバイクにも手が届くのでメリットも高いです。

ですが、注意して欲しいのがネットオークションによる個人間売買には利用することができません。

現在は店舗で買うよりもネットで購入する方が安く済ませられるので利用する方も増えています。

この時の購入では銀行や店舗でのバイクローンを利用することができません。銀行のマイカーローンでも「個人間の売買では使えない」と記載されているので利用は難しいでしょう。

もしネットオークションなどでお金を借りたいのであれば、銀行のマイカーローンではなくフリーローンを利用するようにしましょう。カードローンで借入をすることもできますが、こちらは高金利になるので利息が高くついてしまいます。

せっかく安くバイクを購入することができても、金利により利息が高くついては意味がありません。手続きや融資までに時間がかかってしまいますが、銀行のフリーローンでなら利用用途も自由であり低金利でローンを組むことができます。

バイク購入時にかかってくる費用

バイクの購入ではバイク本体とは他に、税金や保険、維持費など様々な場面で費用がかかってきます。

バイクローンの中には頭金を払うことで総額にかかる利息を抑えて、お得に利用している方もいます。

ここではバイク購入時にかかってくる費用についてを詳しくご紹介していきます。

頭金は必要なのか

バイクローンを組むときに頭金は原則では必要ありません。

ローンを利用する店舗にもよりますが、必ず用意しなければならない訳ではありません。

頭金を支払うメリットは、利息を節約することができることです。

最初にまとまったお金が必要になってしまいますが、その頭金分の返済額が減るので利息を安く済ませることができるのです。

バイクの頭金以外でかかってくる費用

バイクではバイクローン以外にも、法定費用や店舗側への支払いなどがあります。その他にもヘルメットなどのアクセサリーや任意保険、維持費にもそれぞれ費用がかかってきます。

以下にそれぞれの内容に応じてかかってくる費用を大まかにまとめたので参考にしてください。

内容 費用
法定費用(原付) 自賠責保険料・約1万円
店舗への支払い(原付) 約1万5,000〜2万円
法定費用(中型以上) 自賠責保険料・約1万2,000円
重量税・4,900円
店舗への支払い(中型以上) 約4万円
任意保険 約10万〜20万円
その他(アクセサリー) 約1万〜10万円程度

上記の金額はそれぞれ店舗や契約する金融会社により変わってくるので、必ず確認をしておきましょう。

店舗の支払いについては、納車や整備、登録手数料などの事務作業で発生する金額なります。この金額も店舗によって違いがあります。

任意保険については加入する義務はありませんが、必ず入っておきたいものになります。

バイクは車よりも身を乗り出して運転しなくてはいけないので、車よりもはるかに事故にあう確率が高いです。

それこそ、少しの転倒で大きな事故に繋がることもあります。車の衝突すると相手の車の修理代から、自分の怪我の治療代やバイクの修理代で莫大な費用がかかります。

このような状況のときに任意保険に加入をしているとお金に関しては問題を解決することができます。

もしもの時のためにも、保険料は高いですが加入しておく価値はあります。オプションによっては値段が変わってくるので事前に確認をするようにしましょう。

バイクローンの返済について

バイクローンを利用すると毎月指定されている日に返済をしていかなければなりません。返済方法は店舗によっても違いがありますが、元利均等毎月返済が一般的となっています。

元利均等毎月返済では毎月の返済額が変わらないので、返済計画を立てやすい返済方法になります。この返済方法ではボーナス払いを利用することができるので、余裕があるときに多めに返済をして返済期間を短縮することができます。

返済期間

バイクローンの返済期間は最長で10年までの120回分割までが一般的になります。この分割回数により返済額が決まるので、店舗の返済期間をきちんと把握しておきましょう。

返済期間を長くすればその分毎月の返済額は減るので生活自体は楽になりますが、利息により総合的な返済額は多くなってしまいます。

できればボーナス払いなどを上手く活用し、返済期間を短縮させて利息を安く利用するのがいいでしょう。

毎月の実際の返済額

以下に金利が低いメーカーとディーラー、銀行のマイカーローンで、200万のローンを組んで2年間返済をした場合の毎月の返済額をまとめてあるので参考にしてください。

YSP 千葉銀行
金利 3.9% 1.7%
毎月の返済額 8万6,760円 8万4,817円
利息総額 8万2,240円 3万5,608円
総返済額 208万2,240円 203万5,608円

上記の表のメーカーやディーラーでは、分割払いの返済方法で計算をしています。

また、返済額は金利情勢によっては変わる可能性があります。

きちんとした返済額を知りたい場合は利用する金融会社の公式ページにあるローンシミュレータを使って確認してください。

低金利でバイクローンを組むなら銀行を利用しよう

バイクの購入先でローンを組みやすく、手続きが楽なのでそのまま契約してしまいがちですが高金利の場合が多いです。

中にはキャンペーン中で低金利で利用することもできるでしょうが、名義が店舗側になってしまうこともあります。

銀行でのローンでは無担保で借りられるので名義を自分のものにすることができ、他のローンよりも低金利で利用することができます。

もし、購入先でローンを勧められても安易に利用せずに、事前にそれぞれのローンでの金利を比較して検討するのがいいでしょう。