ブライダルローンを選ぶ時は何を比べれば良い？比較のポイント

結婚式の時に、資金が足りなくて「ブライダルローンの利用を検討している」という方もいらっしゃるのではないでしょうか？

結婚式は一生に一度のことですから、式場の飾り付けや衣装、どんな催しをするか、引き出物はどうするかなど色々なところにお金をかけたくなってしまいますよね。

そんな時に利用できるのが「ブライダルローン」ですが、様々な金融機関のブライダルローンがあって、選び方がよくわからない！どうすれば良いの？と悩んでいる方も多いと思います。

そこで今回は、ブライダルローンを比較するならどんなところにポイントをしぼって比較すれば良いのか？ということについて紹介していきましょう。これから利用する方の参考になれば幸いです。

ブライダルローンはどんなことに使って良いローン？

「ブライダルローン」（またはウェディングローン）と一言に言っても「実際どんなことに使って良いローンなの？」という疑問のある方もいらっしゃるのではないでしょうか？

そこで「そもそもブライダルローンは、どんなことに利用して良いローンなのか」というところから紹介していきましょう。

ブライダルローンは、結婚式の費用はもちろん以下のようなことに利用できるローンです。

• 挙式、披露宴に関わるもの
• 婚約指輪の購入費用
• 結婚指輪の購入費用
• 家具や家電住宅など新生活に関わるものの購入
• 新婚旅行の費用

挙式に関する費用以外にも、商品によっては新婚旅行や新生活に関わる家具や家電などの購入にも使えて、とても便利ですね。

ブライダルローンは、銀行などの金融機関の商品、または式場と提携しているブライダルローン会社から好きなものを選び、利用することができます。

銀行などのブライダルローンでは、新生活や新婚旅行の費用にも利用できるブライダルローンが多いのですが…

式場と提携しているブライダルローンは、式場で発行される見積書に記載のある項目にしか利用できない場合が多いようです。

つまり、式場と提携しているものだと挙式や披露宴に関するものにしか利用できない場合が多い、ということになります。

借入れ金額は大きくなってしまいますが「挙式の費用以外にも、新婚旅行の費用としても借りたい！」というような希望のある場合は、式場提携のものではなく銀行などのブライダルローンを選ぶと良いでしょう。

ブライダルローンは審査を受けなくても利用できる？

ブライダルローンを利用するには、普通のカードローンを利用するのと同じように、まずはインターネットや窓口などから申し込みを行います。

金融機関によって多少順番は左右しますが、その後本人確認書類、所得証明書などの必要書類の提出を行います。

そこで、とくにブライダルローンの申し込みで必要になる書類が「どんなことに利用するローンか？」ということを示した書類の「資金使途確認書類」です。

「資金使途確認書類って何を用意すれば？」と思った方も多いと思いますが、資金使途確認書類とは、式場や教会などで発行してもらえる挙式の見積書や請求書、予約確認書など金額が確認できる書類のことです。

その他、新婚旅行などにもブライダルローンを利用したい方は旅行会社で旅行の見積書も必要になりますので、申し込みの際には忘れず用意しましょう。

書類などの提出が終わると審査が行われます。審査に無事通過すれば、ブライダルローンが利用できます。

審査の結果によっては希望の金額を借りられない場合もあります。主な借入方法は、指定した銀行口座に一括で振り込まれる場合が多いようです。

また式場と提携している会社の場合は、式場に直に振り込まれるという商品もあります。

返済は無事に挙式が終わると開始されます。返済方法は毎月決まった日に自動的に引き落とされる商品が多いようです。

ブライダルローンを選ぶならこんなところを比較

ブライダルローンは様々な金融機関のものがあり、選ぶのが難しい…という方も多いと思います。

また「時間があまりないから、式場から勧められたもので良いかな」と安易に決めてしまう方もいらっしゃるようです。

例えば、具体的なブライダルローンの商品を挙げると、以下のような金融機関のものがありますがそれぞれに特徴がありますので１つ１つ見ていきましょう。

• 楽天銀行「目的型ローンブライダル」
• ちばぎん（千葉銀行）「ちばぎんブライダルローン」
• ジャックス「Prechante（プレシャンテ）」（式場提携商品）
• オリコカード「ブライダルプラン」
• 北陸銀行「ブライダルローン」
• JAバンク「ブライダルローン」

楽天銀行「目的型ローンブライダル」

楽天銀行の商品は、繰り上げ返済などをしても手数料がかからず、申し込みから借入までの期間もそれほど長くないのが特徴です。

商品によっては、繰り上げ返済をすると手数料がかかってしまうものもありますので「余裕のある月は多めに返済して、なるべく早めに完済したい」という計画のある方は、このような商品はおすすめです。

ちばぎん（千葉銀行）「ちばぎんブライダルローン」

ちばぎんの商品は、申し込みがWEB上ででき来店するのは本契約の際の一度だけで良いので、忙しくて何度も契約に行く時間がない…という方には利用しやすい商品です。

その他、婚礼衣装購入、レンタル費用、他金融機関のブライダルローンの借り換え資金など幅広く利用できるのも嬉しいですね。

ジャックス「Prechante（プレシャンテ）」

プレシャンテは式場と提携しているブライダルローンです。申し込んでから借入までがとてもスピーディーなのが特徴です。

利用は挙式や披露宴にしか利用できませんが「すぐに借入したい」という方にはありがたい商品となっています。

オリコカード「ブライダルプラン」

オリコカードの商品は、挙式の費用の他、新婚旅行や新生活のための家具購入など幅広く利用できるのが特徴のローンです。

ブライダルローンを「挙式だけではなく、色々なことに利用したい！」という方は検討してみると良いでしょう。

北陸銀行「ブライダルローン」

北陸銀行のブライダルローンは、本人の挙式ではなく子供の挙式費用として親がローンを組むことのできる商品です。

申し込みから審査までが数日と時間がかかる場合もありますので、余裕を持って申し込むようにしましょう。

その他、繰り上げ返済手数料が支払いごとに5,500円かかってしまうことには要注意です。

JAバンク「ブライダルローン」（新潟の場合）

ざっくり6種類のブライダルローンの商品概要を挙げてみましたが、いかがでしょうか？比較のポイントは、例えば以下のようなことが挙げられます。

• どんなことに使える？
• 申し込みから支払いまでの期間は？
• 借入れ期間の長さは？
• 借り入れ金額はいくらまで？
• 借入れ利率は高くないか？
• 繰上げ返済時等に別途手数料が取られないか？
• 申し込み方法は？

次に、申し込みから支払いまではどれくらいが希望でしょうか…最短で翌日支払いができるところもあれば、支払いまで2〜3週間、長ければ1ヶ月もかかってしまうところもあります。

もしも「急いで借りたい」という場合は、申し込みから借入れできるまでの期間が短いものを選ぶ必要があります。

借入れ期間もよく見ておきましょう。「ゆっくり返済したい…」という方は、多めの支払い回数が可能なものを選ぶ必要があります。

また、借入れ金額にも注目しておきましょう。500万円まで借りられるところで、申し込めば確実に500万円借りられる…というわけではありませんが、多く借りたい方は大きい金額のところに申し込むと良いかもしれません。

借入れ利率にも注目です。ブライダルローンは借り入れ金額が大きいため、高い利率のものを選ぶと利息の支払いだけでもかなりの金額になることがあります。

「なるべく余計な金額を支払いたくない…」という方は、上限金利が低い利率のものを利用しましょう。または繰上げ返済を積極的に行って、早めの完済を目指しましょう。

繰上げ返済とは、毎月の支払いの他に、余裕のある月は振込みをするなど余分に返済をしたり、まとまったお金ができた時に早めに全額返済をしたりすることです。

繰上げ返済をすれば、その分利息が浮きますので支払う総額が少なくなり、支払うお金を節約することが可能です。

しかしながらブライダルローンは、商品によっては繰上げ返済を行うと手数料が取られてしまう商品もあります。

「余裕のある月は繰上げ返済をして、早めに返したい…」という希望のある方は、繰上げ返済時も手数料のかからない商品を選びましょう。

最後に申し込み方法も確認しておきましょう。式場と提携しているプレシャンテなどは式場からも申し込めますが、その他の商品ではWEB上で申し込めるものもあります。

「店頭窓口などに申し込みに行く時間がない…」という方はWEB上で申し込みができるものを選べば、簡単に手続きを行うことができます。

商品によって特徴は様々！自分に合うものを選んで

今回の記事ではブライダルローンについて紹介してきましたが、いかがでしたか？時間があまりなくても様々なローンを比較して、自分に合うものを選ぶようにしてください。

利率の低いものや、借入期間が長く取れるもの、また繰り上げ返済手数料がかからないものなど、返済期間が長くなる場合はとくに慎重に選びましょう。