車担保融資はブラック金融が多いって本当?その実態とは

今月はカードローンや急な出費で首が回らない!近所の駐車場で「車でお金貸します!」の看板を見たけれど、そこに申し込んでみようか…。

それは絶対にやめましょう!車を担保にお金を借りることは可能ですが、一般のカードローンに比べると金利、手続きの面で借り手に非常に不利な条件がたくさんあります。

一度立ち止まって、車でお金を借りることの危険性をしっかり確かめてみましょう。

車を担保にお金を借りるとはどういうことなのか

車を担保にしてお金を借りること自体は違法ではありません。きちんと国からの営業許可をとって営業している金融業者も存在します。車担保融資には以下の2種類の方法があります。

  • 預かり方式
  • 乗ったまま方式

預かり方式は車そのものを金融業者に預けてお金を借りる方法です。業者は担保となる車を手元に置くことができるという安心感から、貸付額gはやや多めになる傾向があります。

乗ったまま方式は、担保にした車を生活や仕事で利用し続けることができます。どうしても車なしでは生活できないという人には便利な方法と言えますが、貸付額は預かり方式より低くなります。

どちらも担保に入れた車は金融業者に名義変更する必要があり、車検証も業者に預けることになります。借入金と金利を全額返済すると名義は借り手に戻り、契約終了となります。

車担保融資の意外な落とし穴!カードローンとの決定的な違いとは

預かり方式を選択した場合、担保にした車は業者名義となりますがその車の管理費や保管料は借り手の負担となります。

つまり毎月の金利以外にも出費がその分増えるということです。

また、乗ったまま方式を選択した場合、車は金融業者から借りている形となるので管理費や保管料以外にリース料という名目で支払い額が上乗せされることもあります。

車担保融資の金利はカードローンと比べて高くなる傾向がある

金利は利息制限法によって、貸し付ける額に応じて金利の上限が以下のように決まっています。

借入金額 上限金利(年利)
10万円未満 20%
10万円~100万円 18%
100万円~ 15%

銀行のカードローンの金利の相場は3%~15%、不動産担保ローンは2%~10%で収まっています。

しかし車担保ローンの金利は一番安いところでもせいぜい17%どまりですから、担保を取っているにも関わらず、理不尽といっていいくらいの高い金利です。

しかも車担保金融は貸付額も抑えられる傾向にあり、中古車販売会社で50万円ほどで売れる車でも、車担保金融は十数万円しか借りられない、という例が数えきれないくらいあります。

100万円以上借りられるケースはほぼゼロといっていいでしょう。

また、毎月管理料も借り手の持ち出しです。乗ったまま方式ではリース料も取られてしまいます。こうしてみると、車担保融資は借り手にかなりメリットの低い契約となることがわかりますね。利用するのは慎重に考えましょう。

車がなくてもかまわない生活をしているのであれば、中古車販売業者に売ってしまうほうがより多くのお金を手元に残すことができます。

毎月の利息や管理料の支払いに追われることもありません。

違法業者には要注意!正規の金融業者と見分けるのが難しい場合も

また、車担保融資は正規の営業許可をもたない、いわゆるブラック金融が多く入り込んでいるのも確かです。正規の金融業者の名をかたっていることも多く、見分けが難しいことも珍しくありません。

金利や管理費以外にもわけのわからない理由をつけて、法外なお金を巻き上げる違法業者が多くあります。

しかも違法業者に一度目を付けられるとほかの違法業者にも名前や住所などの個人情報が出回ってしまい、さらに悪質な金利の借金を押し付けられるという悪循環に陥ってしまうこともあります。

ブラック金融は証拠が残らないよう狡猾に立ち回るため、警察に介入してもらうことも難しいのが現状です。

そもそも、銀行など一般のカードローンが借りられないのであれば、無理な借入は見合わせたほうがいいのです。お金がないときは冷静さを欠いていることが多く、普段は見向きもしない悪質な業者に引っかかってしまう可能性も高くなっています。

本当にお金に困ったら債務整理なども視野に入れて、司法書士や弁護士など法の専門家に相談することも考えてみましょう。