銀行系カードローンは低金利で便利!特徴と厳選ランキングTOP3

カードローンには、銀行や消費者金融、信販会社などの契約先があります。でも、「銀行系カードローン」や「消費者金融系カードローン」といわれても、それぞれの特徴や違いが分かりにくいこともありますよね。

カードローンは選び方次第で手数料や利息を少なくすることができますが、選び方を間違えてしまうと負担が大きくなることもあります。

一般的に、カードローンは「銀行」が低金利で利便性も高いといわれています。お金に困ったときは、まず銀行系カードローンを検討してみましょう。

ここでは銀行系カードローンの特徴と選び方、他社との違い、審査のポイント、おすすめランキングなどを解説します。

銀行系カードローンは本当に便利?主な特徴とメリット・デメリット

「カードローン」とは、銀行や信用金庫、消費者金融、信販会社などが取り扱っている「金融商品」の1つです。

カードローンには、契約した金額(限度額)内で自由にお金を借り入れできるという特徴があり、急な出費にも迅速に対応できるという便利なメリットがあります。

カードローンは、契約先によって「銀行(系)カードローン」や「消費者金融カードローン」などと区別されることがあります。

ここでは、低金利で利便性が高いとされる、人気の「銀行系カードローン」について解説します。

銀行系カードローンの特徴を解説!低金利と限度額の大きさ

「銀行系カードローン」とは、銀行のカードローンを指します。

一般的に、銀行のカードローンは「銀行カードローン」や「銀行系カードローン」と呼ばれます。その一方で、「銀行系カードローン」という呼び名は「銀行グループの消費者金融」を指すこともあります。

「銀行」と「銀行グループの消費者金融」では、カードローンの特徴に大きな違いがあるので注意しましょう。

※この記事では「銀行系カードローン」を銀行のカードローンという意味で表記しています。

銀行系カードローンの特徴は、低金利と限度額の大きさ、利便性の高さになります。

一般的に、銀行系カードローンは消費者金融カードローンよりも金利が低く、借入・返済方法、手数料の有無などにおいても使いやすくなっています。

【銀行系カードローンの金利一覧】

名称 金利 限度額
三井住友銀行カードローン 4.0~14.5% 10~800万円
みずほ銀行カードローン 2.0~14.0% 10~800万円
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 1.8~14.6% 10~500万円
りそなプレミアムカードローン 3.5~13.5% 10~800万円
オリックス銀行カードローン 1.7~17.8% 最高800万円
住信SBIネット銀行カードローン 1.59~14.79% 10~1,200万円
イオン銀行カードローン 3.8~13.8% 10~800万円
楽天銀行スーパーローン 1.9~14.5% 最大800万円

【消費者金融カードローンの金利一覧】

名称 金利 限度額
アイフル「キャッシングローン」 3.0~18.0% 最高800万円
アコム「カードローン」 3.0~18.0% 最高800万円
SMBCモビット 3.0~18.0% 最高800万円
プロミス「フリーキャッシング」 4.5~17.8% 最高500万円
レイクALSA 4.5~18.0% 1~500万円

上記の場合、銀行系カードローンと消費者金融カードローンの平均金利は、以下のようになります。

  • 【上記、銀行系カードローンの平均金利】・・・2.53~14.68%
  • 【上記、消費者金融カードローンの平均金利】・・・3.6~17.96%

このように、銀行系カードローンは消費者金融カードローンよりも低金利になっています。

下限金利だけを見るとあまり差がないように思えますが、初めてカードローンを契約するときは、最大金利(上限)が適用される可能性が高くなります。(※あらかじめ、限度額ごとに金利が設定されている場合もあります)

カードローンの利用実績と信頼が増えるにつれて低金利も設定できるようになりますが、初めは最大金利が設定されるものだと考えておきましょう。

また、銀行系カードローンは、利便性においても、消費者金融カードローンより優れている点が多くあります。

たとえば、銀行系カードローンは店舗や自社ATMが多いので、手数料0円(無料)での借り入れや返済がしやすくなります。また、銀行系カードローンは「総量規制の対象外」なので、消費者金融カードローンでは不可能な「年収の1/3を超える借り入れ」も可能となっています。

  • 【総量規制】・・・年収の1/3を超える貸付は原則禁止という貸金業法(ルール)の1つ。総量規制の対象は消費者金融などの「貸金業者」なので、銀行は該当しない

銀行系カードローンはどんな人にオススメ?強みと弱みを比較

銀行系カードローンには、メリットとデメリットがあります。銀行系カードローンが自分に向いているのかを判断するときは、以下のポイントを参考にしましょう。

銀行系カードローンの強み
(メリット)
銀行系カードローンの弱み
(デメリット)
・消費者金融よりも低金利 ・審査が厳しい
・限度額が大きい ・融資に時間がかかる(即日融資不可)
・総量規制の対象外 ・口座開設が必要な場合がある
・店舗、自社ATMの数が多い ・地方銀行は申込対象エリアが限られている

銀行系カードローンの一番大きなメリットは、消費者金融カードローンよりも低金利であることです。

たとえば、10万円を30日間借りた場合、以下のような利息差があります。

商品名 金利 利息計算式
三菱UFJ銀行カードローン
「バンクイック」
14.6% 10万円×14.0%÷365日×30日=1,200円
アコム・カードローン 18.0% 10万円×18.0%÷365日×30日=1,479円

上記の条件では、1ヶ月に279円の利息差となります。あまり差がないように思う人もいるかもしれませんが、借入金額が増えたり、借入期間が長くなったりすると、更に利息差は大きくなるので注意しましょう。

このように、銀行系カードローンには低金利というメリットがありますが、消費者金融カードローンよりも審査が厳しいといわれています。

事実、銀行系カードローンは確実に返済してくれる人を対象としているので、低金利な分、審査は厳しくなっています。

また、銀行系カードローンには限度額が大きいというメリットがありますが、即日融資ができないというデメリットもあります。この他にも、総量規制や口座開設の有無など、銀行系カードローンにはメリットとデメリットがあるので注意しましょう。

銀行系カードローンを選ぶときはココが大事!失敗しない選び方

銀行系カードローンは、銀行の数だけ豊富にあります。カードローンを契約したあとで後悔しないためにも、銀行系カードローンの選び方を確認しましょう。

ここでは銀行系カードローンの選び方とポイントを解説します

銀行系カードローンは正しく選択!5つの見極めポイント

銀行系カードローンを選ぶときは、以下5つのポイントを参考にしましょう。

  • 1. 低金利(特に上限金利)
  • 2. 限度額
  • 3. 申込条件
  • 4. 保証会社
  • 5. 借入・返済方法

銀行系カードローンは低金利であるほど利息が少なくなり、返済の負担が軽くなります。銀行系カードローンを選ぶときは、なるべく低金利のものを選びましょう。また、限度額は自分に必要な金額を設定できるものがおすすめです。

申込条件や保証会社は、審査の通りやすさに影響します。主な申込条件には「年齢、安定した収入、保証会社の保証が受けられること」などがあります。特に、学生や専業主婦の場合、契約できない銀行系カードローンもあるので注意しましょう。

保証会社は銀行ごとに異なり、1社のところもあれば、2社のところもあります。

保証会社の数が多いほど審査に通りやすくなる可能性があるので、銀行系カードローンを選ぶときの目安にしましょう。

  • 【保証会社】・・・銀行の代わりに審査を行ったり、借りた人の返済が延滞したときに代位弁済を行ったりする会社のこと。SMBCコンシューマーファイナンス株式会社など

この他にも、銀行系カードローンを選ぶときは、借入・返済方法も重要なポイントになります。最寄りにある店舗や自社ATM、インターネットバンキング対応、手数料の有無などは必ず確認しましょう。

特に、返済方法については、やり方次第で利息や手数料が増減するので注意が必要です。

銀行系カードローンは返済方法でお得になる?利息と手数料を最小限に

銀行系カードローンは返済方法を工夫すると、利息を少なくしたり、返済時の手数料を無料にしたりすることができます。銀行系カードローンを利用するときは、事前に返済方法を確認しておきましょう。

ここでは銀行系カードローンの返済方法を解説します。

銀行系カードローンの返済方法のコツ!やりくり上手は返済上手

銀行系カードローンの返済方法は、以下のポイントを参考にしましょう。

  • 【返済方法】・・・口座引落、銀行振込、ATM返済など
  • 【返済日】・・・毎月の返済日(約定返済日)の確認
  • 【返済額】・・・毎月の返済額、返済回数などを返済シミュレーションで確認
  • 【繰上返済】・・・一部繰上返済(随時返済)、全額繰上返済(一括返済)の確認
  • 【遅延損害金】・・・返済が遅れたときに発生する「遅延損害金」を確認

銀行系カードローンの返済方法には、銀行振込やATM返済などもありますが、一般的な返済方法は口座引落となっています。また、毎月の返済日(約定返済日)は銀行ごとに異なります。

毎月の返済額や返済回数、返済総額などは各銀行系カードローンの公式サイトにある「返済シミュレーション」で確認することができます。

毎月いくら返済するのか、利息はどれくらいになるのか、最終的な返済総額はどれほどになるのかといった疑問は、カードローンを契約する前に確認しておきましょう。

また、銀行系カードローンの利息を少なくしたいときは、「繰り上げ返済」も重要なポイントになります。

カードローンは、完済までの期間が短いほど利息が少なくなるので、毎月の返済(約定返済)だけでなく、繰上返済(任意返済・一括返済)も利用してお金を返していく方法がおすすめです。

繰上返済の方法や手数料は、銀行ごとに異なります。繰上返済の方法によっては、カードローンの解約・継続に影響することもあるので、事前に確認しておきましょう。

この他にも、銀行系カードローンでは「遅延損害金」が重要になります。遅延損害金とは、毎月の返済(約定返済)が遅れた場合に発生する「遅延利息」です。遅延損害金は銀行ごとに異なるので、契約前に確認しておきましょう。

銀行系カードローンと他カードローンの違い!どちらが便利?

カードローンは、主に「銀行系カードローン」と「消費者金融カードローン」の2つに分類することができます。

ここでは銀行系カードローンと消費者金融カードローンの違いを解説します。

銀行系カードローン vs 消費者金融カードローン!徹底比較

銀行系カードローンと消費者金融カードローンの違いは、以下のとおりです。

種類 金利 限度額 審査 融資スピード 備考
銀行系
カードローン
低い 大きい 厳しい 遅い
(数週間ほど)
口座開設必須など
申込条件が多い
消費者金融
カードローン
普通 普通 やや厳しい 早い
(最短即日融資)
口座開設不要

上記のように、銀行系カードローンと消費者金融カードローンにはそれぞれメリットとデメリットがあるので、カードローンを検討する場合は、下記のポイントを参考にしましょう。

銀行系カードローンが向いている人 銀行系カードローンが不向きな人
・申込条件を満たしている ・申込条件を満たしていない
・融資までにゆとりがある ・今すぐに融資を受けたい
・おまとめローンをしたい ・他社の借入件数や借入額が多い
消費者金融カードローンが
向いている人
消費者金融カードローンが
不向きな人
・銀行よりも柔軟な審査を受けたい ・銀行の審査に十分対応できる
・今すぐに融資を受けたい ・融資までにゆとりがある
・無利息サービスを利用したい ・低金利で借入れしたい

銀行系カードローンは、申込条件を満たしており、融資までゆとりがある人におすすめです。

また、複数の借り入れを1本にまとめる「おまとめローン」をしたいときも、低金利で総量規制の対象外である銀行系カードローンが便利です。その際は、おまとめローンができるカードローンを選びましょう。

一般的に、銀行系カードローンはクレジットカードのキャッシングよりも低金利なので、現在キャッシングを利用している人にも銀行系カードローンはおすすめです。

一方、消費者金融カードローンは、銀行の審査に不安があり、今すぐに融資を受けたい、無利息サービスを利用したいという人におすすめです。特に、融資を急いでいる人や無利息サービスを受けたい人は、アコムやプロミスなどの大手消費者金融カードローンが便利です。

銀行系カードローンと消費者金融カードローンでは金利や審査基準、融資スピードなどに違いがありますが、いずれのカードローンも適切な審査が行われます。

特に、銀行系カードローンでは「過払い」などは起こらないので、安心して利用することができます。

まれに、消費者金融で「審査が超甘い!」「極甘審査ファイナンス!」などを謳っているカードローンがありますが、通常のカードローンにおいて審査が甘い会社はないので、怪しい誘い文句を掲載しているところは闇金融(ヤミ金)の可能性を疑いましょう。

銀行系カードローンの審査は厳しい?審査基準と通過のコツ

一般的に銀行系カードローンは審査が厳しいといわれていますが、「申込条件」を満たしており、「個人信用情報」に傷がなければ問題ありません。銀行ごとに審査基準は異なりますが、どこのカードローンでも「申込条件」と「個人信用情報」が重要であることを意識しておきましょう。

ここでは、銀行系カードローンの審査と通過するためのコツを解説します。

銀行系カードローンの審査ポイント!申込条件と個人信用情報

銀行系カードローンは申込条件を満たしていて、個人信用情報に問題がなければ審査に通る可能性が高くなります。反対に、申込条件を満たしておらず、個人信用情報に問題がある場合は、審査に落ちやすくなります。

  • 【申込条件】・・・「年齢、雇用形態、年収、保証会社の保証を受けられる人」など
  • 【個人信用情報】・・・カードローンやキャッシングなどの利用履歴の情報

銀行系カードローンを申し込むときは、事前に申込条件を確認しましょう。

銀行系カードローンは安定した収入のある人を対象にしていますが、専業主婦の人でも契約できる商品があります。その他にも、学生、パート・アルバイトの人でもOKなど、銀行ごとに申込条件が異なるので必ずチェックしておきましょう。

カードローンを申し込むときは、個人信用情報も重要になります。個人信用情報は「個人信用情報機関(JICC、CIC)」で照会することができ、カードローンの審査時にチェックされます。ただし、銀行系カードローンの審査では、JICCやCICだけでなく、「全国銀行個人信用情報センター」でも照会を行います。

銀行系カードローンは合計3社の信用情報をチェックするので、その分、消費者金融カードローンよりも審査が厳しくなると考えられます。

個人信用情報では、長期延滞や滞納、自己破産、他社借入件数・借入額、ローン申込件数などが一定期間残ります。個人信用情報に不安がある人は、JICCやCICの公式サイトから「信用情報の開示」手続きを行って確認しましょう。

個人信用情報の事故情報(ブラック状態)は、5年から10年ほど残ります。個人信用情報に問題があると銀行系カードローンの審査に落ちやすくなるので注意しましょう。

銀行系カードローンの審査を通りやすくする4つのコツ

銀行系カードローンの審査では、以下4つのポイントを意識しましょう。

  • 1. 同時に複数申し込まない
  • 2. 限度額は最小限で申し込む
  • 3. 申込書や必要書類の不備をなくす
  • 4. 事前に準備をしておく

同時に複数(3社以上)のカードローンを申し込むことはやめましょう。

カードローンの申込状況は、個人信用情報の照会によって審査担当者に分かってしまうので、一度に複数のカードローンを申し込むと「申込ブラック」となり、審査に落ちやすくなります。

銀行系カードローンを申し込むときは、なるべく1社に絞りましょう。

また、銀行系カードローンを申し込むときは、限度額を必要最低限に設定することがおすすめです。契約金額が大きいと審査が厳しくなる可能性があるので、必要最低限の限度額で申し込むことがポイントになります。

この他にも、申込書の不備をなくしたり、事前に必要書類を準備したり、口座を開設したりすることもおすすめです。特に、「収入証明書」は用意するまでに時間がかかるので、早めに準備しておきましょう。

銀行系カードローンはどこが一番?厳選おすすめランキング

銀行系カードローンは、メガバンク、準メバガンク、地方銀行、インターネットバンクなどから数多く出されています。銀行系カードローン選びで迷ったときは、おすすめランキングを参考にしましょう。

ここでは、銀行系カードローンの厳選おすすめランキングを紹介します。

銀行系カードローンの厳選おすすめランキング・TOP3!

銀行系カードローンの厳選おすすめランキングは、以下のとおりです。

順位 商品名 金利 限度額 保証会社 備考
1位 イオン銀行
カードローン
変動3.8~13.8% 10~800万円
(※専業主婦は50万円まで)
2社 専業主婦・自営業者の申込可、学生不可
2位 楽天銀行
スーパーローン
変動1.9~14.5% 最大800万円
(※専業主婦は50万円まで)
2社 専業主婦の申込可
3位 りそな
プレミアムカードローン
変動3.5~13.5% 10~800万円 2社 専業主婦・学生不可

上記のランキングは、低金利、利便性(手数料の有無など)、保証会社の数、専業主婦の申込可・不可が基準となっています。

1位「イオン銀行カードローン」と2位「楽天スーパーローン」は専業主婦(夫)の人でも申込可能であり、低金利と利便性の高さ、保証会社2社という好条件でランクインしています。

また、3位「りそなプレミアムカードローン」は、学生や専業主婦の人は申し込めませんが、やはり低金利と利便性の高さ、保証会社2社という好条件でランクインしています。

特に「りそなプレミアムカードローン」では、りそな銀行で住宅ローンや給与振込を利用していると、基準金利から0.5%が割引となる金利特典があります。

銀行系カードローンをお探しの方は、上記のおすすめカードローンを検討してみてはいかがでしょうか?

銀行系カードローンはお金が必要な人の味方!賢く利用しましょう

この記事では、銀行系カードローンについて解説しました。いかがでしたでしょうか?

銀行系カードローンとは銀行のカードローンであり、低金利、限度額の大きさ、利便性、安心・信頼性において優れている金融商品です。一般的に、銀行は消費者金融よりも審査が厳しいといわれていますが、申込条件を満たしており、個人信用情報に問題のない人は銀行系カードローンがおすすめです。

お金を借りたいときは、お得で便利な銀行系カードローンを検討してみてはいかがでしょうか?