知らないと危険!カードローンの審査に緩いところはない!

ちょっとした出費が続いてしまって、今月の支払いが厳しい!そんな状況になってしまうことも少なくないでしょう。

家族や知り合いにお金を借りるのも抵抗がある方も多いかもしれません。

そこで便利なのが「カードローン」です。

カードローンといえば、テレビCMなどで知っている方もいるかと思いますが、なかなか借りるまでの一歩が出にくいものです。

「カードローンの金利って高いの?」、「カードローンの審査で緩いところは?」など疑問も多いかと思います。

ここでは、わかりにくいカードローンについて学んでいきましょう。

カードローンの審査が緩いところはない

はじめに、カードローンを利用する前に知っておいてもらいたい事は、審査が緩いカードローンなどないということです。

カードローンは信用がベースとなって成立しているものですから、信用がない人、つまり返済をしてくれる可能性が低い人には融資しません。

それを見極めるための作業が、審査です。

審査には各金融会社が情報を集めて、合格や不合格を決定しますので、審査が緩い、甘いという言葉はきっぱりと捨ててください。

闇金に手を出すのは危険

一部の闇金と呼ばれている金融会社は、審査が緩い、甘いと宣伝をしているかもしれませんが、10日で5割などといった違法な金利を求めてくる場合があります。

闇金で借りたお金を返せなくて、また違うところで借りるといった方法をとってしまうと、雪だるま式に借金が増えるだけで、非常に危険です。

先程、審査が緩いところはないと伝えましたが、ここを肝に銘じておけば、闇金からお金を借りるという選択をしなくて済むでしょう。

2種類のカードローンのメリットとデメリット

カードローンとひと口に言っても、種類があります。

それは銀行系のカードローンと消費者金融系カードローンの2種類です。

では、どちらのカードローンを選べばいいのでしょうか?

それぞれにメリットがあり、またデメリットもあります。ここからは、それぞれのカードローンについて詳しく学んでいきましょう。

銀行系カードローンは金利が低い

まず、銀行系のカードローンのメリットとしては、安心できるというところが大きいのではないでしょうか。

メガバンクでも、地方銀行でもほとんどの銀行がカードローンの商品を持っていますし、WEBから申し込むことができる銀行がほとんどです。

遠くまで行かなくても、近くの銀行で商品を使うことができます。

また、銀行系のカードローンでは金利が低いのがメリットといえます。

借りたお金に対して、金利という利息は避けられませんが、金利が低いことに越したことはありません。

審査は厳しく、融資に時間が必要

審査に関しては、かなり厳しく時間をとっています。

ですから、できるだけ早くお金を借りたいという方には、なかなか使い勝手が良くないという面があります。

銀行では、反社会勢力などへの融資をしないようにするために、たくさんの情報を集めて審査をしています。

その分、審査に時間が掛かってしまうのは仕方がありませんが、銀行から借りているという安心を得たいのであれば、銀行系のカードローンのメリットは大きいです。

決して審査が緩いということはありません。

銀行名 商品名 金利(年)
三菱UFJ銀行 バンクイック 1.8%~14.6%
オリックス銀行 オリックス銀行カードローン 1.7%~17.8%
三井住友銀行 三井住友銀行カードローン 4.0%~14.5%

オリックス銀行の金利は若干高めですが、はじめての利用の場合はほぼ14%程度の金利が掛かってくると思っていて間違いありません。

消費者金融系カードローンは即日融資も可能

一方の、消費者金融系カードローンでは、即日融資の可能性があります。

アイフルやアコムといった商品を聞いたことがあるかもしれませんが、消費者金融のウリは、審査のスピードです。

WEBで申し込むこともできますし、近くに無人の契約機があれば、そこで申し込みからカード受け取り、融資まで完結できます。

できるだけ早くお金を借りたい方には、銀行よりも消費者金融が便利です。

しかし、だからといって審査が緩いわけではありません。

今ではAIによるスコア化で審査結果を決める会社もありますし、申し込み者の詳しいデータは閲覧することができてしまいます。

金利は銀行に比べて高い

金利については、銀行よりも高いのがデメリットといえるでしょう。

商品によっては、無利息期間があるサービスもありますので、検討している消費者金融があれば、公式サイトで調べてみると良いでしょう。

ブランド名 金利(年)
アコム 3.0%~18.0%
プロミス 4.5%~17.8%
レイクALSA 4.5%~18.0%

いくつかのブランドを取り上げてみましたが、おおよそ18%の金利が掛かってくると思ってください。

銀行と比べると、4%ほど金利が高くなっているのが消費者金融系のカードローンです。

大手銀行や大手消費者金融ならコンビニATMで返済可能

返済の際に、とても便利なのがコンビニなどのATMでの返済です。

セブン銀行やローソンATMといった比較的どこでもあるようなコンビニATMと提携しているので、買い物ついでに返済することができます。

ですが、一括返済ができないATMや利用手数料がかかるところもありますので、計画的により負担を少なくする必要はあります。

利用手数料がいつでも何度でも無料というところがいいかもしれません。

総量規制という仕組みについて知っておく

消費者金融系カードローンの利用を考えている方に、是非知っておいてもらいたいのは、この「総量規制」という仕組みです。

総量規制:融資可能な金額は原則として年収の1/3までとする仕組み

消費者が返済能力を考えずに借りてしまい、返済できなくなる事から守るための仕組みです。

これは貸金業法というものに規定されているもので、銀行系カードローンでは対象となりません。

総量規制は、トータルで考えますので、複数社で年収の1/3をすでに借り入れているのであれば、新規で申し込んでも審査には原則通りません。

仮に年収が100万円であったとしても、原則として30万円程度は借りられるわけですから、ちょっとしたことでの利用であれば、あまり問題はないでしょう。

返済の遅れは後に大きく影響する

一番大切なのは、カードローンを利用するのであれば、しっかりとした返済計画を立てて、無理のない借り入れと返済を行うことです。

返済の遅延を繰り返し行っていれば、悪質とみなされてしまっても不思議ではありません。

その場合は、金融事故として扱われてしまい、5年や10年といった長期間にわたって融資を一切受けられなくなることがあります。

金融機関によっては、返済日が迫ってくると、事前にメールで知らせてくれるサービスもあります。

そのようなサービスを有効に使って、返済のし忘れを防ぎましょう。

信用情報には細かい履歴が残る

信用情報機関と呼ばれる機関には、みなさんの氏名や生年月日、年収や家族構成、カードローンの利用といった個人情報がたくさん記録されている「信用情報」というものがあります。

審査が緩くないといった理由のひとつに、この信用情報をつかって各金融機関は、申し込み者がどんな人なのかを見極めます。

信用情報に、あまり信用のできない情報が記録されていれば、融資を受けられない可能性が高いのです。

もし、あなたが審査の緩い金融機関を探しているのであれば、無駄であるといっても過言ではありません。

あなたの信用情報に、信用できる情報があれば、審査のことなど心配する必要はありません。