カードローンを借りるなら利息額は自分で計算が原則!意外と簡単です

カードローンでお金を借りるときに一番気になるのが利息ですが、利息の額をどうやって算出したらいいかはご存じですか?一見難しそうですが、自分で意外と簡単に計算できますよ。

自分で算出できないと、計画的な返済はできません。思っていた以上の返済額で後で大慌てすることにもなりかねません。カードローンは利息と上手に付き合って、賢く利用しましょう。

そもそも利息はどのように決められているのか教えて!

利息に関する法律は

  • 利息制限法
  • 出資法

の2つがあります。

利息制限法は利息や損害遅延金の利率の上限を制限する法律です。出資法は「出資の受入れ,預り金及び金利等の取締りに関する法律」を略した呼び方で、元本保証をうたう出資の受け入れや、法的に認められた金融業者以外の業者が金銭の預かりなどの業務をすることを取り締まる法律です。

利息制限法では20%以上の利息を取ることを禁止しています。

出資法では金融業者の最高金利は20%まで、非金融業者は9.5%までと決められています。また、利息制限では貸付額に応じて上限金利も違ってきます。

貸付金額 上限金利(年利)
10万円未満 20.00%
10万円以上100万円未満 20.00%
100万円以上 15.00%

利息制限法が定め利息で貸付したことが発覚すると、その契約は無効となります。出資法がの場合は刑事罰を受けることになります。

借りた側が返済期限に遅れると損害遅延金(延滞利息)が発生しますが、こちらの上限も20%と定められています。

ちなみに利息以外にも金利が使われることがありますが、両者に明確な違いはありません。

業界によって利息の設定額は違う。自分に合ったものを選ぼう

カードローンの場合、業種と審査結果で利息の額が決まります。カードローンを扱っているのは銀行、消費者金融、信販会社などがあります。銀行の場合は審査が慎重な分、金利は低めに設定されています。

しかし消費者金融や信販会社は融資のスピードや利便性を優先させるため、利息は銀行に比べてやや高めになります。

審査は借り手の返済能力を見ます。年収、勤務先、勤務年数などから安定した返済を見込めると判断されると利息は低めに抑えられる傾向があります。逆に派遣や自営業など収入が一定しなかったり不安定な雇用状況の場合は利息は高めに設定されます。また、借りる金額が大きいと利息は少なめになります。

審査の基準は金融業者によって違ってきますから、業者によって利息に差が出ることは珍しくありません。

カードローンの広告を見るとの表記が年利(1年単位の利息と考えてください)で〇×%~△◇%とあいまいになっていますが、借りる金額が数万円~数十万円と少ない場合は低金利は期待できません。

また、初めての借入の場合も上限に近い利息での借入となることを前提として申し込んだほうがいいでしょう。

借りる前に利息のまえに必ず利息の計算をしておこう

計画的な返済をするためにも、大まかでいいので利息の計算はしておきましょう。カードローンの利息は日割りで発生します。20万円を15%の利息で180日(約半年)借りたと仮定して計算してみましょう。計算式は以下のようになります。

借入金額×実質年率×借入日数÷365日(うるう年は366日)

20万円を15%で借りる場合は

20万円×15%×180日÷365

となり、総利息額は約1万4千795円となります。

借りる金額、利息、返済期間が多ければ多いほど当然ながら返済金額は増えることになります。

また、業者が採用している返済方式によっても利息額に差が出ることも珍しくありません。金融業者のwebは借りる金額と返済日数、利息を打ち込めば瞬時に返済総額を出してくれるシミュレーションもありますから、そちらも利用してみましょう。

利息を少しでも抑えるにはどうしたらいいのか知りたい!

利息の高い消費者金融よりは銀行のカードローンを利用するにこしたことはありませんが、人によっては銀行の審査に通らないこともあります。

消費者金融で借りる場合は、借りる金額を極力少なめにする、支払い期間を短くする、任意返済を心がけるなどの工夫が必要になります。

消費者金融の中には初めての借入の場合は30日以内の借入なら無利息にしてくれるキャンペーンを行っているところもあります。事前にいろいろ調べて、生活に支障の出ない借入を心がけましょう。