カードローンを選ぶ時にどんなポイントで比較していますか?
ホームページを見てもどこも似たような条件だからあまり気にしていない…という方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、しっかりと内容を確認し、どこが良いかを検討しないと、いざ使い始めて利用しにくい…どうも使い勝手が悪い…といった事態になりかねません。
特に金利はかならずチェックしておかないと、返済金額にかかわってきますので、最終的に損をしてしまった!となってしまうかもしれないのです。
今回は、カードローンを選ぶ際にチェックするとよい金利の比較について調べてみました。
カードローンを選ぶ時に金利のチェックはしていますか?
忘れずにチェックしていないと損をするかもしれませんよ。
カードローンのホームページを見ると、金利について、○.○○~○○.○○といった表記をしているところが多いのではないでしょうか。
これは、最低金利と最高金利を表していて、実際にはその間中で金利が決定されるということになります。
例えば「3.0~18.0%」と書かれている場合、誰もが3.0%になるわけではないので注意が必要です。
では、実際の金利はどのように決まるのかというと、限度額に大きく左右されます。
カードローンの商品詳細などを見ていくと、以下のような表に出会うこともあるかもしれません。
限度額 | 金利 |
---|---|
301万円~500万円 | 3.0%~5.0% |
101万円~300万円 | 5.0%~10.0% |
~100万円 | 10.0~18.0% |
これはあくまでも一例ですが、このように限度額と金利についての記載がされた表がある場合は、こちらを参考にして金利の予想をたてることができます。この時、金利の予想をたてるには、金利の高い方で見ておく方が無難です。
また、この表を見ると例えば同じ10万円を借入するとしても、限度額が500万円の方と10万円の方では最大で10.0%以上も金利が異なることになるということが分かります。
つまり、限度額が高い程金利は低くなる傾向にあるので、単純に考えると出来るだけ高い限度額に設定しておく方が得をするということになるのです。
しかし、いくつか注意点があります。
カードローンの申し込みの際に、希望限度額を入力する欄がありますよね。そのため、限度額は私たちの希望通りに決定されると思われがちですが、それは違いますので注意しましょう。
また、審査はカードローン会社ごとに異なりますので、同じ条件で申し込みをしても、A社は限度額50万円、B社は限度額100万円なんていうこともあります。
しかしだからといって、手当たり次第に申し込みをするのは適切ではなく、申し込みをするときはきちんと比較して自分に合ったものに申し込むようにしましょう。
カードローンの金利比較をするときに、限度額以外にも注意してほしいことがあります。
それは、総返済額をきちんと予想するということです。
金利が低いと返済額が少なくなるのは言うまでもありません。しかし、それは返済回数を同じとしてみた場合なのです。
返済回数が違えは、総返済額も大きく異なってきます。
例えば、金利それぞれ年率15.0%、10.0%、7.0%で100万円を借入した時、返済回数によって総返済額がどのように変わるのか見ていきましょう。
金利 | 返済回数 | 総返済額 |
---|---|---|
15.0% | 24回 | 1,163,668円 |
15.0% | 48回 | 1,335,856円 |
15.0% | 72回 | 1,522,381円 |
10.0% | 24回 | 1,107,468円 |
10.0% | 48回 | 1,217,381円 |
10.0% | 72回 | 1,333,837円 |
7.0% | 24回 | 1,074,529円 |
7.0% | 48回 | 1,149,393円 |
7.0% | 72回 | 1,227,488円 |
単純に同じ返済回数で見ると、15.0%と7.0%では最大で29万円以上差が出ます。すごく大きな差ですよね。
そして、注目してほしいのが、15.0%の返済回数24回の総返済額と、7.0%の返済回数72回の総返済額では、15.0%の方が6万円以上低くなるということです。
つまり、返済回数が多くなればなるほど、金利が低くてもトータルの返済額が大きくなる傾向があるので注意が必要ということになります。
もちろん、返済回数が少ないということは毎月の返済額が高くなりますので、その点はバランスを取るようにしましょう。
カードローンを選ぶ時に、金利以外にもチェックしておいた方が良い点が2つあります。
金利と共にこれらについてもしっかりとチェックしましょう。
カードローンの利用限度額設定は、カードローン会社によって大きく異なります。
最大で50万円までと設定しているようなところもあれば、最大1,000万円なんていうところもあります。
そのため、まずはしっかりと希望額がカードローンが提供する限度額の範囲内に入っているかを確認しておきましょう。
その後、申し込みをしたときに、カードローン側が設定した限度額が希望額に行かない場合は、その時に対応を考え、そのカードローンとは契約をせずに別のところを探すなどをするようにしてくださいね。
申し込むときに、できるだけ簡単に申し込みが出来るところを探そう!と思われるかもしれません。
もちろん、申し込みがしやすい方が手間も時間もかかりませんので便利ですよね。
しかし、それだけで選んでしまうと、後々後悔することになるかもしれないのです。
例えば、普段仕事で中々ATMに借り入れ・返済に行く時間が取れないという方の場合、ネットバンクを利用して会員ページから申し込みをしてすぐ振り込んでくれ、返済も口座から引き落とされるようなところの方が便利ですよね。
それなのに、ローンカードをATMに挿入しないと借り入れできないというところを選ぶとご自分のライフスタイルに合わない結果となります。
また、提携ATMが近くにないようなカードローンを選ぶと、やはり手間がかかってしまうでしょう。
このような事態を避けるためには、きちんと、借入方法・返済方法をチェックしてご自分に合っているか確認してから申し込みをするようにしてください。
近年はカードローンと言ってもカードレスやアプリで管理をするようなところも登場していますし、銀行のキャッシュカードがそのままローンカードとなるタイプのものなどもありますので選択肢は広くあるでしょう。
申し込みをする前に必ずしてほしいことがあります。
それが返済計画をきちんと立てる事です。
返済計画を立てる上で利用してほしいのが、「返済シミュレーション」です。
こちらは、各カードローンのサイトにだいたい設置されています。
より正確な返済計画を立てるために、利用を検討しているカードローンサイトの返済シミュレーションを利用するようにしましょう。
この時、ぜひ確認してほしいのは、カードローン会社が指定する約定返済額や最低返済額と、ご自分が考える毎月返済できる額で総返済額を比較することです。
例えば10万円借り入れして、毎月の約定返済額(または最低返済額)が5,000円だったとして、ご自分が考える返済できる額が毎月1万円だとすると、返済回数や総返済額は大きく異なることになります。
金利が15.0%で考えたとすると、返済期間は1年以上、総返済額は8,000円以上異なることになります。
これを大したことない差ととるか大きな差ととるかはアナタ次第ですが、しっかりとシミュレーションし、比較して納得いく返済計画を立てることが重要なのです。
そして、カードローンを選ぶ時は、金利・返済期間・総返済額をきちんと比較し、より利用のしやすい所を選ぶようにするようにしましょう。