ご注意を…銀行のカードローンで即日融資を受けることは難しいです!

お金を借りたい!と思ったときに、借りるまでに1週間とか2週間とかかかるとなると困る方もいらっしゃいますよね。

2~3日のうちに…という方や、中には出来れば即日融資が受けられると良いんだけど…という方など急いでお金を借りたい!という状況も案外少なくありません。

また、カードローンも様々な業者が提供をしていますが、比較的お堅いイメージの銀行のカードローンを利用したい!と考える方も多いのではないでしょうか。

今回は、銀行のカードローンで即日融資を受けることが出来るのかどうか調べてみました。

消費者金融と違うの?銀行のカードローンってどんなもの?

カードローンはどれでも同じ!と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、運営会社によってカードローンは大きく2種類に分けられます。

それが、消費者金融をはじめとする貸金業者が運営するカードローンと、銀行が運営するカードローンです。

貸金業者のカードローンと銀行カードローンの違いは?

消費者金融など貸金業者のカードローンと銀行のカードローンの大きな違いは遵守している法律が異なるという点です。

貸金業者のカードローン 貸金業法
銀行のカードローン 銀行法

カードを専用または提携のATMに挿入し、金額を入力すれば限度額の範囲内で借り入れできるというカードローンの基本的な利用方法などは2つのカードローンで違いはありませんが、根本的な基準となる法律が異なっています。

そのため、審査の内容や基準などに一定の違いがあると考えられています。

銀行のカードローンだと即日融資を受けることは原則難しい!

カードローンと言えば、申し込みをしてから比較的早い感覚で利用が開始できるというイメージをお持ちの方も多いかもしれません。

中には、申し込んだその日から利用できて当然!と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

2018年以前は即日融資が可能な銀行のカードローンも存在した!

実際、2018年以前で見ると、複数の銀行が、申し込みをしてからその日のうちに初回の借り入れが行えるという銀行のカードローンも存在していました。

利用には、ローンカードや、キャッシュカードが必要となるケースが多いですが、即日融資に対応していたところは、無人契約機などからローンカードを発行したり、手持ちのキャッシュカードをそのままローンカードとして利用できるタイプのものあったり、指定口座に入金する形での融資をするという方法を取っていました。

現在でも、契約機からローンカードを発行したり、キャッシュカードとローンカードが一体化していたり、口座に融資を入金して貰ったりすることは継続して行っています。

しかし、残念ながら、銀行のカードローンで即日融資を受けることは原則できないということになりました。

これは一体どういう事なのでしょうか?

銀行側が貸し過ぎとなる事態を防ぐために自主規制を始めた!

貸金業者が貸金業法の中の総量規制により、申込者に対しての融資の額が制限されるようになりました。

その結果、今まで消費者金融などを利用していた人の中で、貸金業法の範囲ではない、銀行のカードローンも利用したい!と考える方が出てきたのです。

銀行のカードローンは、銀行法に則って運営されていますが、カードローン商品に対して総量規制のような決まりは設けられていません。そのため、各銀行の裁量次第で利用の可否や限度額が決められていたのです。

このような状況の中で、銀行のカードローンで、ご自身の返済能力を超える金額を借りてしまい、返済がままならない、債務整理まで至ってしまった…という方も増えてきました。

その結果、銀行側が貸し過ぎているのではないかということが取り上げられ、問題となり、このような経緯を経て、現在、銀行側はカードローンの審査をより慎重に行うようになったのです。

そもそも、銀行のカードローンの審査は、銀行だけで行われていません。銀行のカードローンでは保証会社を設定しているところが多く、この保証会社の保証を受けることができるというのが銀行カードローンの利用の条件となっているのです。

そのため、審査の際には、保証会社の審査も行われます。

保証会社・銀行の双方で問題ないと判断されて初めてカードローンの利用が出来るようになります。

返済能力に見合った利用をしてもらえるように、銀行側が自主的に審査や利用条件などを見直した結果、即日融資が難しい状況になっています。

反社会勢力か否かのチェックも厳しく行われています!

銀行のカードローンが即日融資を取りやめた理由の一端は先ほどご紹介した通りですが、それよりも大きな原因となったのが、反社会勢力か否かのチェック方法がより厳格化されたことです。

もちろん以前も、同意書に「反社会勢力ではありません」というサインをするなどの対策を取っていましたが、より確実な対策を取るように、申込者の情報を警視庁のデータベースに照会することが義務づけられました。

この照会に時間がかかるようになったため、原則銀行のカードローンの即日融資が難しくなったのです。

もちろん、「急いでいる」と伝えれば一定の考慮はしてもらえるでしょうが、それでも翌営業日以降や数日かかる可能性が高いということはしっかり認識してから銀行のカードローンに申し込むようにしましょう。

即日融資を希望するなら貸金業者のカードローンから選ぼう!

では、カードローンで即日融資を受けることは出来なくなってしまったのでしょうか?

貸金業者のカードローであれば即日融資を取り扱っている所がある!

銀行のカードローンは、即日融資が難しいですが、貸金業者のカードローンはどうなのでしょうか?

貸金業者のカードローンでは、もちろん反社会勢力への融資は認められていませんが、チェックについては貸金業者がそれぞれに行っています。

審査についても最短で1時間以内に審査結果が出る!と謳っているところもあり、即日融資を行っているカードローンはまだまだ存在しているのです。

契約機などでローンカードを発行したり、指定口座に入金してもらうことで即日融資を行ってもらうことができます。

即日融資を受けるためには条件が付いているところが多い!

即日融資が可能と書かれているカードローンであっても、無条件で即日融資を受けられるかというとなかなかそうはいきませんのでご注意ください。

即日融資を受けるために以下のような条件が付いている場合が多いです。

  • ○時までに申し込みをするなどの制限
  • ネットや無人契約機などで契約するなど契約方法に関する制限
  • 限度額問わず即日融資は○万円までといった金額に関する制限

24時間いつでも申し込みをして即日融資を受けられるというところはほとんどありません。多くが、審査の対象時間内に申し込みをし、契約まで進む必要があります。

契約方法も郵送だと即日融資は難しいでしょう。ネットでの契約や、無人契約機での契約など即日融資を受けるためには契約方法が限定されているところも多いです。

審査の結果限度額が100万円だったとしても、即日融資は20万円までといったように、即日融資に対して限度額が別で決まっているところもあります。

また、審査に時間がかかってしまうなどの場合は、即日融資を希望しても難しいこともありますので、その点は認識して申し込みを行いましょう。

銀行のカードローンを利用したいなら余裕を持って申し込もう!

銀行のカードローンも貸金業者のカードローンもそれぞれ特徴があるので、ご自分に合ったカードローンを見つけて申し込むことが重要です。

銀行のカードローンは時間がかかると思って申し込もう!

即日融資が難しい銀行のカードローンですが、申し込んでから実際に利用できるまでの期間は、銀行によって大いに異なります。

申し込みをして実際に利用できるようになるまで数日で済むものもあれば郵送などが必須となったり来店が必要となり1週間以上かかってしまうケースもあるのです。

また、口座開設が必要なタイプのカードローンでは、すでに口座を持っているか否かで利用できるまでの時間が大きく変わってしまう場合もあります。

そのため、銀行のカードローンを申し込む時は、申し込みから実際に利用できるようになるまでの期間をあらかじめ確認し、出来る限り余裕を持って申し込みをするようにしましょう。

そして、利用するときは、借りすぎないようにし、しっかりと返済をしていくことが大切です。