学生生活を送っていると何かとお金がかかるものですよね。親からの仕送りやアルバイトなどで賄うことが出来ればいいのですが、なかなかそう上手くいかないのが現実です。
テレビCMを見ていると、毎日何かしらのカードローンの広告を見ることがありますが、この中のどこかでお金を借りることが出来たらいいのに～なんて考えている学生さんもいらっしゃるかもしれませんね。
また、中には親や家族にはバレずにお金を借りたい！と思っている方もいることでしょう。
今回は、学生さんでも家族に内緒でカードローンが利用できるのかどうかについて調べてみました。
学費や教材費、ゼミの研修費、交際費など学生も様々な面でお金がかかるものです。普段は何とかなっても、急な支出が重なってお金が必要！という事態になってしまうかもしれません。
そのようなときに、カードローンは利用できるのでしょうか。
カードローンと言えば社会人が利用するもの…と思っている学生さんもいるかもしれませんね。
しかし、学生であっても利用できるカードローンはいくつも存在しています。
ただし、条件が合えば…というのが前提です。
カードローンには、それぞれ貸し付け条件が決められていて、その条件に合う人が利用できるようになっているのです。
多くのカードローンでは以下の3つが条件に盛り込まれていることが多いでしょう。
上記の条件については、どれか1つに当てはまればよいという事ではなく、すべてを満たす必要があるのでご注意くださいね。
まず、大手の消費者金融や銀行のカードローンの場合、年齢は満20歳以上と決められているケースがほとんどです。
そのため、20歳未満の学生の方は利用することができません。
そして、次に収入についてですが継続して安定した収入があるという判断はカードローン業者が行います。そのため、月収いくらなら大丈夫ですよとは一概には言えません。
しかし、近年はパートやアルバイトでも利用可能としているカードローンは多くあります。現在継続してアルバイトをしている学生であれば利用できる可能性は十分考えられるでしょう。
最後に銀行のカードローンなどに明記されていることがあるのが日本在住であることです。日本人であっても海外にいる状態だとカードローンの申し込みができないというケースもあるので気を付けましょう。
また、外国人の方の場合は永住権を持っているということが条件となることも多いようです。ただし、この条件についてははっきりと明記されていないカードローン業者も多いので、外国人留学生の方でカードローンを利用したい…という場合は申し込みをする前にカードローン業者に問い合わせをしてみると良いでしょう。
学生でも利用できるカードローンがあると知って安心された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、すべてのカードローンが絶対に学生も利用できるのかというとそういうわけでもないのでご注意ください。
カードローンの中には、上記の条件を満たしていたとしても、学生の利用は不可と明記しているところもあります。
このようなところに申し込みをしたとしても審査には通りませんのでやめておきましょう。
ただし、逆に「学生であっても、アルバイトなどをして収入があれば利用できます」と言った旨が記載されているカードローンも存在しています。
貸し付け条件欄に記載されていなくても、ホームページのQ&Aや、良くある質問のところに載っていることもありますので確認してみてください。どうしても良く分からないという場合は、まずは電話やチャットなどで問い合わせを行ってみると安心です。
カードローンは条件に合う人が申し込みをしたら誰でも彼でも利用できるというものではありません。
カードローンの利用には審査があります。この審査は業者独自で行っていて審査基準はまちまちで、内容についても公表はされていません。
審査に通らなければカードローンは利用できないのです。
学生がカードローンの審査に通るためには、まずはご紹介する2つのことをしっかりとするようにしてみてください。
カードローンの審査で一番どこをチェックされるのかというと、それは返済能力です。
例えばアルバイトで月3万円収入がある人と、月10万円がある人なら単純にどちらが貸したお金をきちんと返してくれそうですか？やはり収入が多い方が返してくれそうな気がしますよね。
カードローンを利用するには収入があればあるに越したことはないという事なのです。
いやでも、そもそもお金がないからカードローンを利用したいんだし…と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それならばカードローンを利用したとしてどうやって返済するのですか？
借りておいて、返しませんは通用しないのです。
カードローン業者も慈善事業ではないので、返済の見通しが立つ人しか審査を通しません。
また、収入についてですが以下は収入のうちに入らないと判断されることが多いので注意しましょう。
基本的には、ご自分が働いて得たお金が収入として認められます。
また、アルバイトもコロコロと変えるよりも1カ所で長く務めている方が安定していると判断される材料になるでしょう。
審査の時のポイントの2つ目は、今現在分割払いなどで支払いがある学生さんはその支払いをきちんと行い続ける事です。
スマートフォンやパソコンなど分割払いで購入をしたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。もしかしたら中にはマイカーを既にローンで購入済みという方もいらっしゃるかもしれません。
このように、既に他のローンを組んで支払いをしているという方の場合、その支払いがきちんとされているか否かはカードローンの審査で重要なポイントとなりますので注意しましょう。
他の会社のローンなんて関係ないんじゃないの？と思われるかもしれませんが、関係大アリなのです。
カードローンは審査の際に、申し込みをした人が、既に他のローンを利用しているかどうか、利用しているならばきちんと返済しているのかどうかをチェックしています。
そのため、既に利用しているローンの返済が滞っている場合、その事実がばれてしまうのです。
他のローンの返済がきちんとできていないのであれば、カードローンの返済もできないのではないか…と判断されてしまい審査に落ちてしまう可能性も否定できません。
このような状況にならないように、既にローン・分割払いを利用している場合は毎月しっかりと返済を続けていきましょう。
カードローンを利用するうえでの不安はありますか？
出来れば内緒で利用したいのに、もしかしたら家族や友人に利用していることがばれてしまうかもしれない…そんな風に不安に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
カードローンは個人が行う契約ですから基本的には、カードローン業者と申込者以外の人に大っぴらになるようなことにはなりません。
しかし、ふとしたことで家族に利用がばれてしまうこともありますので、特に次の3点に注意しましょう。
カードローンは学生でも利用できるものがたくさんありますが、それらの多くは親の同意が不要となっています。
そのため、そういったタイプのカードローンを選べば、カードローン業者から親御さんに連絡が行くことは問題がない限り、基本ありません。
しかし、たまに、「学生の場合は親権者の同意が必要」といったカードローンがあるのです。
このようなカードローンは、申し込みのときに親御さんの情報や同意（署名など）が必要となるケースが多く、親御さんに内緒で利用するというのは難しくなります。
親の署名をこっちで勝手に書いて提出すればいいんじゃないの？と思うかもしれませんが、それは文書偽造ですから絶対にしてはいけません。
カードローンの多くは、ローンカードが発行されそれをATMに挿入しお金を利用することができるようになっています。
このローンカードですが、自宅に郵送されるというケースが多いのです。
進学と共に一人暮らしをしているような学生さんは問題にはなりませんが、実家暮らしの方は実家にローンカードが届くことになりますよね。
ローンカードは通常の郵便物ではなく、本人受取限定など本人以外は受け取ることができないように指定されて送られてきます。
それなら問題ないじゃないか…と思うかもしれませんが、そういった郵便物が来たというだけで勘の良い人なら「何かのカードかな？」と気づいてしまうかもしれません。
上手くごまかしたりするのが苦手な人は注意しましょう。
どうしても不安…という方は、ローンカードがないタイプのカードローンの利用をオススメします。
こういったタイプのカードローンは、元々が郵送物が無いということをうりにしているものが多くなっています。連絡やお知らせなども、メールやプッシュ通知できますから、安心です。
いくらカードレスや郵送物がないといっても、滞納などを始めたとした問題を起こしてしまうと、状況が変わってきてしまいます。
カードローンは毎月返済日が決められていますが、その返済日までに返済がない場合、まずは電話で連絡が入るケースが多いです。電話での連絡で通じて支払いが行われればそこでおしまいですが、電話に出なかったり、出てもあいまいにごまかして返済がされないようなら次のステップに進みます。
例えば、申し込み時に携帯電話の番号と実家の固定電話の番号を記入していた場合、携帯電話に電話をかけても出ない場合は、次は固定電話にかけることになるでしょう。当然「おたくの○○さん、借金の返済をしてくれてませんけど…」なんてあからさまな事は言いませんし、借金について家族に明らかにすることもありません。
多くの業者では、会社名なども名乗らないように配慮してくれます。
しかし、何度も同じ人物から電話がかかってくると家族も不審に思いますよね。
また、それでも返済がされない場合は、今度は郵送物などが届くことになります。これだとせっかくカードレスのカードローンを選んだのに意味がありませんよね。
そして、それでも返済されない状態が続いたら最悪の場合、強制執行をされてしまう恐れもあるのです。
強制執行になると、給与の差し押さえの可能性も出てきて、アルバイト先にまでバレてしまう可能性もあります。
このような事態になってしまわないためにも、カードローンを利用した場合は、きちんと返済していくようにしましょう。
カードローンは、お金が必要なときにすぐに借り入れができるので大変便利なサービスです。
しかし、このカードローンの扱いに慣れ、学生のうちから利用しすぎてしまう…なんていう事態になってしまうと、のちの人生に大きな影響を与えかねませんので注意しましょう。
カードローンは貯金とは違います。確かにATMからお金を引きだすことができるのでまるで自分のお金のように感じてしまうかもしれませんが、そのお金はアナタのものではありません。
あくまでも借りたお金…借金なのです。
カードローンのリスクとしては、一度利用し出すと便利さに慣れ、なかなか抜け出すことが難しいという点があります。
中には、返済してすぐにまた借入してしまう…なんていう自転車操業に陥ってしまうような方もいるのです。
それでもまだ返済が出来ているうちはよいですが、返済が出来なくなってしまうと、滞納に繋がってしまいます。滞納をすると先ほどもご紹介たように電話や郵送で連絡が来ることもありますが、それと共に信用情報にも滞納しているという情報が登録されます。
軽微な滞納なら大きな問題はありませんが、これが数か月続いてしまうと今度は事故情報として取り扱われることになってしまうのです。
一度事故情報として登録されてしまうと、信用情報は様々な金融商品の審査の材料となっていますので、他のローンなどにも大きな影響を与えることになります。
クレジットカードや分割ローンが利用できなくなってしまうほか、マイカーローンや住宅ローンも難しくなるでしょう。
また、場合によっては賃貸住宅の保証会社からの保証が受けられない…なんていう事態にもなりかねません。
生活の様々な場面でマイナスの影響が出てきてしまうのです。
このような事態にならないためにも、カードローンの使用は必要最低額のみに抑えて、しっかりと返済をしていくようにしましょう。