お金が必要だけどない!となった時、どのような手段でお金を工面できると思いますか?
カードローンを利用すればいい!と思われた方も多いかもしれません。では他に方法はないでしょうか?
実はお金を借りる方法はカードローン以外にもいくつかあります。今回は、その方法について色々と調べてみました。
それらの選択肢を知っておくことで、今後もしものときに役に立つことがあるかもしれませんよ。
お金を業者からか借り入れする!としたらカードローンが真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、業者が提供している商品はカードローンだけではありません。
こういった種類のローンも多く提供されているのです。それでは、もう少し詳しく見ていきましょう。
お金を借りたい!と思っている方、その目的はなんですか?
リフォームしたい…車を買いたい…学校への入学資金にしたい…医療費として使いたい…結婚式をしたい…などその使い道がはっきりとしているという方も多いのではないでしょうか?
そういったケースでは、カードローンよりも先に、「目的別ローン」で該当するローンがないかどうか探してみることをオススメします。
目的別ローンとは、使途の限定が少ないカードローンとは違い、利用目的がはっきりと決められていて、それ以外には使用できないタイプのローン商品のことです。
種類は以下のように様々あり、銀行だけではなく、貸金業者も商品展開をしています。
利用には当然ですが審査がありますが、カードローンに比べると、金利が低いケースが多いのでまずはこういった目的別ローンから探してみた方が良いでしょう。
ただし、業者によっては、借り入れの際に、領収証や見積書などが必要となるケースもありますので、事前にしっかり確認するようにしてくださいね。
申し込みから融資の実行までに数日かかる場合が多いので余裕を持って申し込みをするようにしましょう。
お金を借りたいけれど、その使い道は一つだけじゃなくて様々ある!という場合や、生活費として利用したい…というケースもありますよね。
そのような場合、目的別ローンでは適したものは見つからないかもしれません。
ですが、フリーローンという方法もあるので検討してみる価値はあるでしょう。
フリーローンは、その借り入れ理由や使い道を限定されないローンで、生活費に使用したり、旅行や趣味の資金として使用したり、商品によってはおまとめローンの代わりとすることも可能です。
100万円借り入れして50万円を旅行に、残りの50万円を引っ越し資金にする…なんていう使い道も問題ありません。
もちろん、「事業性資金としては利用できない」などの一定の範囲は定められていることが多いので、申し込み前に確認するようにしてくださいね。
フリーローンとカードローンの大きな違いは借入できる回数です。
フリーローンは一度借り入れしたらそれっきりで、後は返済をしていくのみとなります。追加で借り入れしたい場合は、再度審査を受ける必要があるのです。
しかし、カードローンは一度審査に通ると、限度額が定められ、その限度額の範囲内であれば何度でも借り入れしたり返済したりできるようになっています。
金利は比較的フリーローンの方が低い傾向にあることが多いです。
そのため、一度だけの借入で納めたいならフリーローン、何度も利用したいならカードローンと利用方法にあわせて柔軟に判断しましょう。
カードローン以外でお金を借りる方法…といったら真っ先に、家族や友人などからお金を借りる!と思い浮かんだ方も多いかもしれません。
しかし、家族や友人など身近な人からお金を借りることは決して甘いことではないということをしっかりと自覚しておく必要があるのです。
ジュースを買いたいときにたまたま細かいお金がないから「悪いけど貸してくれる?」と言って借りることもあるかもしれません。
それと同じ感覚で、「お金ないからそのぶん貸してほしいんだけど…」と数万円単位で安易にお金を借りてしまうことは危険です。
身近な人からお金を借りることのメリットとデメリットを十分に理解してからどうするか判断しましょう。
まず、身近な人からお金を借りることのメリットは以下のような点が考えられます。
例えば、カードローン業者に申し込みをするときは「今は無職で返済できませんが、半年以内には就職して返済しますから利用させてください!」とお願いしても審査に通ることはまずありません。
しかし、もちろんデメリットも考えられます。
大きなデメリットはこの2つです。
お金の貸し借りをすると、どうしてもそこに優劣が発生してしまい対等なままでいられなくなってしまう可能性が出てきます。とくに身内ではなく友人や知人などの場合は、「お金を借りている」ということが前提の付き合いとなってしまうので今までのような関係のままでいられなくなるかもしれません。
「お金を貸しているんだから○○してくれ」なんて言われると断りにくいですよね。
また、お金を貸してくれ!と言われた側の立場からすると、お金が必要な理由などによっては相手への評価ががくんと落ちてしまうこともありますし、「金づると思われているのか」と不信感を与えてしまうかもしれません。
そして、きちんと返済している時は良いかもしれませんが、返済できなくなってしまったときは悲惨です。「返済できないなら借金をチャラにしても良い」なんて寛大な人は正直あまりいません。
返済が出来なくなった時点で付き合いが終わってしまったり、信用を無くしたり、最悪の合場合は裁判で争う結末となってしまったりするケースもあるのです。
このような事態にならないためには、安易に身近な人からお金を借りない!ということが一番ですが、もし借り入れする場合は、きちんと借金の内容、返済方法、返済期間などを話し合い、紙にまとめておくことです。
双方にその紙を所持し、万が一返済が滞った時はどのような対応をするのかという点についても記載しておく方が良いでしょう。
身内だから…知り合いだから、お金を借りるにしても適当でいいか…なんていうことをしていると大切な人を失ってしまうかもしれませんので注意してくださいね。
生活保護などの公的に受けられるライフラインは知っていても、公的な機関から借入できるということをご存知な方は実はあまり多くありません。
無利息または低金利で借り入れすることができ、返済期間も比較的長いものが多いので、借り入れできないかを検討するのは決して悪くない選択肢でしょう。
ただし、こういった公的な機関からの借り入れは、申込時期が決まっていたり、様々な申し込み条件が合ったりするので注意してくださいね。
入学金など一度きりの教育資金が足りない時に活用できるのが教育ローンですが、毎月の教材費や、下宿代など月々の教育費が足りない時には利用が難しいのが現状です。
そういった場合、奨学金を検討されてみるのも良いのではないでしょうか。
今や多くの方が進学の際に利用している奨学金ですが、提供している機関は様々です。
独立行政法人日本学生支援機構のような公的な機関の奨学金もありますし、県や市町村が提供している奨学金、進学先が独自で提供している奨学金などもあります。
返還が必要なタイプだけではなく、条件を満たせば返還が不要というタイプも少なくありません。
また、無利子のものも多いですし、利子がついても、カードローンに比べると大幅に低いものがほとんどです。
ただし、利用するには、経済的条件の他に学業の成績などが関係するケースも多いので注意しましょう。
また、借り入れ人は親御さんではなく学生本人となる場合も多いです。
これまで普通に生活できていたのに、何らかの理由で生活に困窮してしまい、なかなか社会復帰が難しいという方や、障がいがあるために生活に困っているから福祉利用の為にお金が必要という方、持家ではあるけれど高齢になり生活が維持できなくなってきた…という方の場合、公的機関に頼るという方法もあります。
貸金業者などのローンと違い、無利子か低金利で利用でき、返済猶予期間も設定されていますし、返済完了までの期間も比較的長く設定されています。
ただし、誰でも利用できるというわけではなく、利用内容によって細かく条件等決められていますので、ホームページなどでしっかりと確認してみましょう。
管轄はお住まいの地域の社会福祉協議会となっていますので相談してみてください。
お金を借りたい!と思ってもその選択肢がカードローンしかないと、借りられないという事態になった時に困ってしまいますよね。
カードローンの利用には審査がありますので、その時の経済状況によっては利用できない…という状況になることは十分考えられるのです。
「どうしてもお金を借りなくてはいけない」という状況に陥ってしまうと、パニックになるかもしれません。
また、状況によっては時間的猶予もあまりない…という事態になってしまうかもしれません。
このような事態になった時に、「もうとりあえずカードローンでしのごう!」という選択肢は後で後悔することになるかもしれませんので注意が必要です。
何のためにいくらお金が必要なのかしっかりと把握し、そのお金を用意するにはどんな方法があるのかをいろいろ検討してみましょう。
「お金を借りる=カードローン」となっていると視野が狭まってしまい、せっかく他の方法があるのに見過ごしてしまうかもしれません。
目的にあわせて最適な方法でお金を借りることが重要です。
もちろん、一番良いのはお金を借りずにその事態を乗り切ることですので、まずはお金を借りずに何とかならないかも考えてみてくださいね。
そして、どうしてもお金を借りる必要があるという状況になった時に、様々な選択肢の中から、状況に合った借り入れをするよう落ち着いて判断することが重要なのです。