鹿児島銀行は地方銀行でありながら利用地域を制限していないので、どこにいても利用できる地方銀行になります。
もちろんそれだけなら大手銀行の方が利便性が高いので使いやすいですが、鹿児島銀行は他にも大手に負けない特徴があります。
その中でも鹿児島銀行のフリーローンは大手銀行にはない珍しいメリットが存在します。今回はそのフリーローンについてのメリットから、大手との違いの比較などを合わせてご紹介していきます。
鹿児島銀行が提供しているサービスにはフリーローン以外にもカードローンが複数あります。それぞれ違った特徴があるので、まずは違いについてをご説明します。
以下が鹿児島銀行が提供しているサービスになります。
上記のサービスについてを、サービスの概要からメリットまでをご説明していきます。
フリーローンとカードローンの大きな違いは、借入方法にあります。
カードローンでは設定した限度額以内であれば何度でも借入をすることができますが、フリーローンでは設定した額を一括で借入して毎月の返済を行います。
フリーローンで借入をした後にまた借入が必要になると、もう1度申込みから審査までをやり直さなくてはなりません。なので、必要な金額が把握できていない方には向かないローンとなります。
ですが、フリーローンでは借入に関して融通がきかない代わりに低金利での借入をすることができます。
その点、鹿児島銀行ではカードローンよりもフリーローンの方が金利が高く設定されているので悪い意味で珍しいと言えるでしょう。
かぎんカードローンの特徴は必ず口座開設が必要であること、融資までに1〜2週間程の時間が必要になることです。
メリットとしては、鹿児島銀行の口座から引き落としで返済をすることができることです。かぎんカードローンSでは口座引き落としが利用できないので、ATMに入金するのが面倒な方や忙しい方に向いているローンとなります。
かぎんカードローンとの大きな違いは、以下の通りです。
かぎんカードローンSではかぎんカードローンと比べると最低金利が2.6%低く、限度額は1,000万円と高めに設定してあります。
また、かぎんカードローンでは審査が1〜2週間ほどかかりますが、かぎんカードローンSでは最短で翌営業日には借入をすることができます。
そして、口座を開設する必要がないので、これ以上口座を増やしたくない方や、口座を1つにまとめたい方には便利なサービスとなっています。
これらの情報をまとめると鹿児島銀行のカードローンを利用する方は、口座を持っていないのであればかぎんカードローンSの方が利便性が高いのが分かります。
アプリをダウンロードすれば申込みから契約までをスマホで完結できるのも、忙しく銀行の窓口までいけない方には嬉しいポイントとなっています。
鹿児島銀行のフリーローンとカードローンを比較すると、カードローンの方が利用しやすいように思われます。ですが、カードローンにはないフリーローンのメリットも存在します。
以下が、鹿児島銀行フリーローンを利用するメリットとなります。
上記のメリットについてをご説明していきます。
鹿児島銀行フリーローンでは限度額が1,000万円に設定してあるので、高額の借入をすることができます。
これだけならかぎんカードローンSの方がいいのではないのかと思いますが、フリーローンでは利用状況に応じて金利を低くすることができるのです。
以下の項目が金利を下げるポイントとなります。
引き下げ対象 | 引き下げ利率 |
---|---|
鹿児島銀行住宅ローンの利用 | 年1.0% |
※粒子線がん費用 | 年1.0% |
鹿児島銀行に給与・年金の振り込みに指定している | 年0.2% |
かぎんeバンクセンターで仮審査の申込みをしている | 年0.2% |
MOZECA会員の方 | 年0.2% |
住宅ローン以外の鹿児島銀行個人ローンを利用 | 年0.2% |
かぎんeバンクサービス会員 | 年0.2% |
※一般社団法人メディポリス医学研究所で治療を受けられる方の親族が融資対象
上記の項目を達成することで、カードローンよりも金利を安くすることができるでしょう。また、フリーローンは固定金利のため完済するまで金利が変わることがないので、なるべく金利を引き下げるようにしておきましょう。
鹿児島銀行フリーローンではおまとめローンや借り換えローンに利用することができるので、複数のローンをまとめることで低金利で借入をすることができます。
また、複数で借入をしているのなら返済額もまとめることができるので、返済額が把握しきれない方にもおすすめのサービスとなります。
鹿児島銀行フリーローンでは20歳以上52歳未満で100万円以上の借入をすると、団体信用生命保険などの保険を付けることができます。
これらは、死亡または所定の高度障害状態・余命6ヶ月と診断・生まれて初めてガンになり医師に診断確定されると今まで借りていた金額を0円にすることができます。
また、病気やケガで入院して仕事ができなくなった場合も、1ヶ月分の毎月の返済額を保障することができるので何かあっても安心して借入をすることができます。
鹿児島銀行フリーローンは金利が高く設定されているので、大手銀行のフリーローンと比べると利息が高くついてしまいます。
鹿児島銀行のフリーローンには大手銀行にはないメリットもありますが、金利だけを見るのなら鹿児島銀行よりも大手銀行のフリーローンに申込みのがいいでしょう。
大抵の方は利用状況があまりない銀行で申込みをすると、最高金利が適用されるのでその点を踏まえて検討をするようにしましょう。
以下に、鹿児島銀行と大手銀行のフリーローンで適用される金利と限度額をまとめてあるので参考にしてください。
銀行 | 限度額 | 金利 |
---|---|---|
鹿児島銀行 | 1,000万円 | 4.8〜15.0% |
三菱UFJ銀行 | 取り扱っていない | 取り扱っていない |
三井住友銀行 | 300万円 | 5.975%(無担保) |
みずほ銀行 | 300万円 | 5.875%(多目的ローン) |
上記を見ると分かると思いますが、鹿児島銀行よりも大手銀行のフリーローンの方が低金利で利用することができます。
ですが、限度額は鹿児島銀行が圧倒的に高額に設定してあります。
なので300万円以上の借入や複数のローンをまとめたい場合は鹿児島銀行フリーローンを利用するのがいいでしょう。
鹿児島銀行フリーローンでの申込みの流れは以下の通りです。
1インターネットでの仮審査申込み
2申込み内容の確認
3審査結果の連絡
4正式な契約手続き
5借入
流れは上記の通りです。インターネットにより仮審査を申込むと仮審査の予約をするために、申込み情報にある電話番号に連絡が入ります。
予約した日程で20分ほどの仮審査を行い、その後に提出書類の郵送・在籍確認が行われます。
審査結果は電話にて通知されます。審査が通れば、正式な申込書と契約書類を郵送されるので3ヶ月以内に郵送します。この時、場合によっては店頭で申込みを行うことがあります。
鹿児島銀行フリーローンに申込みができる方の条件は以下の通りです。
上記の条件を見るとわかる通り、鹿児島銀行フリーローンは幅広い年齢層で借入をすることができます。
継続的に安定した年収があればパート・アルバイト・年金受給者の方でも借入をすることができるので、自分のステータスに自信がない方でも借入を利用することができるのは嬉しいポイントです。
専業主婦の方は配偶者に安定した年収があれば申込みをすることができるので、利便性が高いローンであると言えます。
また、返済の遅延や滞納などのトラブルがある場合は保証会社の保証を受けることができないので注意してください。
鹿児島銀行フリーローンで借入までの必要な書類は以下の通りです。
50万円以上の借入では収入証明書が必要になります。
収入証明書類
給与証明書(会社発行印のあるもの)
源泉徴収書(写)
年間取得証明書
市町村市民税特別徴収税通知書(写)
また、鹿児島銀行フリーローンでは鹿児島銀行の口座が必要になります。
口座を持っていない方はローンと同時に申込みをすることはできますが、その場合は借入までの期間が長くなるので事前に用意しておきましょう。
鹿児島銀行フリーローンでの審査では、仮審査・職場での電話による在籍確認・本審査の3つの段階があります。
仮審査では申込み条件を満たしているのであれば、正直に情報を入力すれば大抵の場合は通りますので、心配することはないでしょう。
その後の在籍確認と、本審査で見られるポイントについてをご説明してきます。
在籍確認は申込者が実際にその職場で働いており、返済能力があることを確認するために行います。なので、在籍確認を回避することはできないと思っていた方がいいでしょう。
鹿児島銀行フリーローンでは在籍確認の電話を個人名で行うので、借入を職場に知られることはまずないので安心できるでしょう。
また、専業主婦の場合は収入のある配偶者の職場に在籍確認を行います。
個人名で電話をするので怪しまれることはないでしょうが、不安の方は事前に相談をして会社に電話がかかってくることを伝えた方がいいでしょう。
フリーローンでは申込み条件以外にも、審査されるポイントがあります。それは以下の通りです。
フリーローンは低金利で利用することができるので、審査内容もカードローンより厳しくなる傾向にあります。
ですが、鹿児島銀行フリーローンでは金利が少し高く設定されているので、安定した収入があるのなら幅広い年齢層の利用やパートやアルバイトでも利用することができます。
そして、利用目的なども自由なので、利用しやすい銀行であると言えます。
ですが、審査が甘いというわけではありません。
年収の3分の1以上の借入や、複数の他社への申込みや借入は返済額が高額になるので負担が大きいのではと判断されます。返済の遅延や滞納をしてしまうと、返済する意思がないのではと判断されます。
このように判断されると返済能力を疑われてしまい、審査に落とされるので注意しましょう。
鹿児島銀行フリーローンでは返済方法は、以下の2つの方法があります。
指定できる口座は鹿児島銀行のみとなっており、返済額は元利均等返済方式により決まるので返済計画を立てやすくなっています。
鹿児島銀行フリーローンでは毎月6日・16日・26日のいずれかの日を選び、口座から自動で引き落とされます。
なお、返済日が休日の場合は翌営業日になるので注意してください。
また鹿児島銀行フリーローンではボーナス時に、借入残高の1部を返済に当てることができます。
ボーナスによる増額返済では、6ヶ月間隔でボーナス時に借入残高の50%以内を返済額に設定することができ、計算方法は以下の通りです。
ボーナスからの返済分=(ボーナス分返済額×2回)×借入年数
ボーナスによる増額返済を利用すれば、返済期間を短くすることができるので総額返済額を少なくすることができます。
ですが、その分返済額が多くなるので、無理のない額を設定するようにしましょう。
鹿児島銀行フリーローンでは返済額を元利均等返済方式により決めているので、返済額が一定なので返済計画を立てやすくなります。
元利均等返済方式は借入残高に利息を足した額を、返済期間で分けることで出すことができます。なので、返済期間を長くすると毎月の返済額を減らすことができますが、その分利息が高くつきます。
詳しく返済額を知りたい場合は、公式ページにある「ローンシミュレーション」を利用しましょう。
鹿児島銀行フリーローンは、フリーローンの中では珍しく金利が高いなどのデメリットがありますが、おまとめローンや金利の引き下げ条件を上手く活用することによりお得に借入をすることができます。
また、金利が固定であり返済額は元利均等返済方式により決まるので、計画的に返済をしていきたい方にもおすすめできるフリーローンと言えるでしょう。
返済を1つにまとめたい方や計画的な借入をしたいと考えているのなら、鹿児島銀行フリーローンを検討してみてください。