医療保険で安いのはどこ?安くてお得に保障を受けたい!

医療保険は様々な会社のものがあって「一体どこにしたら良いのか…」と迷ってしまいますよね。しかも保険の中身も、入院通院重視なものやケガや手術の保障が手厚いものなど色々とあります。

自分はどんなことを重視して選びたいか、というところを決めておけば、ある程度は絞って決められるかもしれません。

今回の記事では、医療保険で安くてお得に保障を受けられる、コスパ重視の医療保険について紹介していきましょう。

安く利用できるものの中でも「自分はここの保障を手厚くしておきたい!」というポイントもあると思うので、それぞれのポイントも整理して紹介します。

最初に医療保険とはどんなもの?どんな種類がある?

「医療保険」というと、ケガや手術をした時などに備えられる保険ですが、大きく分けると以下のように2つの商品があります。

  • 公的医療保険制度
  • 民間の医療保険

「公的医療保険制度」は国が運営する制度で、私たちが普段利用している「国民健康保険」のことです。病院に行く時は健康保険証が欠かせませんよね。

ご存知の通り、保険の対象となる治療なら、診察の際に健康保険証を病院の受付に提示することで、6歳以上69歳以下の方の場合、かかった医療費の3割の負担で済みます。

ちなみに70歳以上74歳以下の方は2割、未就学児も2割となります。(自治体によっては未就学児は幼児医療費助成制度により全額が助成される場合もあります。)

公的医療保険制度には、この他に「高額療養費制度」や「出産一時金」、「介護保険制度」などが挙げられます。

「高額療養費制度」とは、医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額を超えた分を後から払い戻しできる制度です。

払い戻しを行うには、医療機関などから提出される診療報酬明細書の審査がありますので、診療が終わってから3ヶ月以上という時間が必要ですが、2/3ほどの金額が戻ってくることもあるので、ぜひ利用したい制度です。

次に「出産一時金」とは、妊娠4ヶ月以上の方が出産する際に、一児につき42万円まで支給してもらえる制度です。ちなみに42万円以上かかった場合の差額は自費となります。

出産一時金は、直接支払い制度を利用すれば健康保険組合から医療機関などに直接お金が支払われるので、窓口で大金を支払う必要がなく大変便利です。

最後に「介護保険制度」は、加入者が保険料を出し合って、介護が必要な時に認定を受けて必要な介護サービスを利用できる制度です。

介護保険の加入者は、年齢によって第1号被保険者(65歳以上)と第2号被保険者(40〜64歳までの方で医療保険に加入している方)に分けられます。

その他、公的医療保険制度では以下のような場合にも手当金などを受け取ることができるのをご存知でしょうか。

  • 出産で会社を休んだ時(出産手当金)
  • 病気やケガで3日以上の連続した欠勤をした(4日目から最長1年6ヶ月間傷病手当金)

以上のような機能のある医療保険が「公的医療保険制度」というものです。これに対して、「医療保険」は民間の保険会社が販売しています。

民間の会社が運営する医療保険とは?その種類について

ここからは民間の医療保険について紹介していきましょう。民間の医療保険と言えば、例えばテレビCMなどでよく見かけるアヒルのアフラックなどは民間の医療保険ですね。

先ほど紹介した公的医療保険だけでも様々な機能があるので、民間の医療保険に加入する場合、公的医療保険制度では補えないものや、特に保障を手厚くしておきたいものを選んで加入すると良いでしょう。

さて、民間の医療保険には最近様々な種類ができていますが、大きく分けると以下のような種類があります。

  • 女性特有の病気専用など保険の対象を絞ったもの
  • 引受基準緩和型
  • 掛け捨て型
  • 積立型
  • 終身型
  • 定期型

女性特有の病気専用のものは、乳がんや子宮がんなどはもちろん、子宮筋腫や妊娠出産のトラブルなど女性特有のものに強い保険です。

引受基準緩和型は、持病のある方でも入りやすい保険です。通常、持病のある方は保険に入れない場合も多いものですが、引受基準緩和型なら入れるケースも多々あります。

掛け捨て型は毎月の支払いが安いのが特徴です。払い続けていてもお金は貯まりませんが、少ない金額で手厚い保障を受けられる商品が多数あります。

積立型は、払い続けていることでお金は貯まりますが、保険料が高く家計の負担になってしまうこともあります。

終身型は、一生分の保険料を均等に割ることで、毎月一定の金額を支払うため、歳を取っても金額が変わらない保険です。若い時は保険料が高く感じる場合もあるでしょう。

定期型は、5年間など一定期間で年齢に応じた保険料を支払います。若いうちの保険料は安いですが、歳を取るにつれ高くなります。

医療保険に安く加入し、お得に利用したい…という場合は、掛け捨て型や若い方なら定期型を選んで利用するのが良いかもしれません。

リーズナブルに使いたい安い医療保険は月々1,000円前後から!

それではここからは、安くて保障が充実している医療保険について紹介していきましょう。「安くて保障もしっかりしている」と人気の医療保険には、以下のようなものがあります。

アクサダイレクト生命 「アクサダイレクトの終身医療」月々850円(男性の最安プラン30歳で加入の場合)
東京海上日動あんしん生命 「メディカルKit NEO」月々1,404円(男性30歳で加入の場合)
楽天生命 「あんしんプラス(入院サポート)」月々1,522円(男性30歳で加入の場合)
アフラック 「ちゃんと応える医療保険EVER」月々1,425円(男性30歳で加入通院なしプランの場合)

これらについて、保障内容などをちょっと詳しく紹介していきましょう。

アクサダイレクト生命/アクサダイレクトの終身医療の特徴は?

アクサダイレクトの終身医療は、病気やケガ、入院や手術など「何を重視したら良いかわからないから、取りあえず総合的に備えておきたい…」という方におすすめの終身型の保険です。

生活習慣病や精神疾患、ケガなどの入院を総合的にカバーしてもらえるので、以下のような様々な入院に適用することができます。

主な生活習慣病 がん、心疾患、脳血管疾患、糖尿病、高血圧性疾患、慢性腎不全、肝硬変
精神や行動の障害 総合失調症、うつ病
損傷や中毒、外因 骨折など
その他 肺炎や結核、風邪など


その他、3大疾病(悪性新生物、急性心筋梗塞、脳卒中)での入院ならその後の保険料の払い込みが免除され、保障は一生涯継続することができます。

最近では「働けなくなった時用の保険」などもありますが、こちらの商品なら入院のため休職してしまって、収入が減ってしまうようなことがあっても保険料の払い込みが免除されるので安心ですね。

また最近では医療が発達し、手術も日帰りで可能な場合もよくありますよね。こちらの商品は、入院の有無に関わらず、手術費用をしっかりカバーしてくれます。

例え入院の不要な日帰りの手術でも、きちんと対応できるのでとても頼りになります。ちなみに入院ありの場合は、入院給付金日額の10倍,入院無しの場合は入院給付金日額の5倍の金額が適応されます。

そして、支払いまでの日数も早いのが嬉しいメリットです。保険に入っていても、支払いまでが長くかかってしまうと、家計の負担になってしまいますが、アクサダイレクトなら平均2.38日で支払われるの安心です。

その他、退院後の通院費用(交通費にも利用可能)に利用することもできるので、入院や手術をしたその後も、安心して生活できそうですね。

またこの保険には「健康祝金特則」があるので、給付金の受け取りを行わない方は、3年ごとに健康祝金(5万円)を受け取ることができます…健康でいると良いことがある保険って素敵ですね。

アクサダイレクトには、女性向けの特約もあるので、以下のような女性特有の病気に備えたいという方にもおすすめです。

     

  • 乳がん
  • 子宮頸がん
  • 卵巣がん
  • 子宮筋腫など

その他、24時間365日、医師や看護師への相談をすることができます。夜中の子供の発熱やケガの応急手当て、うつ状態になってどうしたら良いかなど、日常生活にも役立つ保険となっています。

  • 総合的に備えられる終身型保険
  • 生活習慣病や精神疾患にも対応
  • 3大疾病での入院ならその後の支払いが免除(保障は一生涯継続)
  • 入院の有無に関わらず手術費用をしっかりカバー
  • 支払いまでの日数は平均2.38日
  • 退院後の通院費用にも利用できる
  • 給付金の受け取りを行わない場合3年ごとに健康祝金(5万円)が受け取れる
  • 女性向けの特約もあり
  • 24時間365日、医師や看護師への相談が可能

東京海上日動あんしん生命/メディカルKit NEOの特徴は?

東京海上日動あんしん生命のメディカルKit NEOは、手頃な保険料で入院などに備えたいという方におすすめな商品です。

日帰り入院でも一律10日分が支払われるので、日用品や通院の際の交通費に充てることができます…また長期にわたる場合の多い3大疾病の入院なら、支払い日数は無制限なのも大きなメリットです。

メディカルKit NEOの特徴の一つは、先進医療にも通算2,000万円までの保障があるという点です。通常、以下のような先進医療は、公的医療保険制度の給付対象ではないため、全額自己負担となってしまいます。

  • 重粒子線治療
  • 多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術
  • 前眼部三次元画像解析
  • 陽子線治療
  • 腹腔鏡下傍大動脈リンパ節郭清術など

これらのような医療を受けることになった場合、技術料を2,000万円まで保障してもらえるため、満足のいく治療を受けることができます。

次に、医療保険というと入院中から退院後にかけて利用できるイメージがありますが、こちらは入院前後の通院も保障してもらえます。

具体的には、入院前の通院期間である「入院前の60日以内」から入院期間をはさんで退院後の180日以内の通院期間に利用することが可能です。なお、がん、脳血管疾患、心疾患の場合は、退院後730日以内の期間まで拡大されます。

その他、女性向けの保障も充実しており、女性疾病保障特約なら「女性特有の病気」や3大疾病での入院の場合は、入院給付金を上乗せしてもらえます。

女性特有の病気 妊娠分娩の合併症、乳房・子宮・卵巣の良性新生物、子宮筋腫
女性に多い病気にも対応 バセドウ病、鉄欠乏性貧血、下肢の静脈瘤など
3大疾病 がん、心疾患(高血圧性心疾患は除く)、脳血管疾患

申し込み方法は、対面での申し込みの他に郵送やインターネットでも申し込めるので、日々忙しくて時間がないという方でも便利に申し込みができます。

また無料サポートとして、24時間365日対応の緊急医療相談や予約制専門医相談、がん専用相談窓口、医療機関案内などのサービスも充実した保険となっています。

  • 日帰り入院でも一律10日分が支払われる
  • 3大疾病の入院なら支払い日数は無制限
  • 先進医療にも通算2,000万円まで保障
  • 入院前後の通院も保障
  • 申し込み方法は3通り(対面・郵送・インターネット)
  • 無料サポートも充実(24時間365日対応の緊急医療相談など)

楽天生命/あんしんプラス(入院サポート)の特徴は?

楽天生命あんしんプラス(入院サポート)は、楽天スーパーポイントが貯められる保険です。楽天をよく利用している、ポイントを貯めるのが好き、という方におすすめです。

楽天IDを利用して保険に加入、及び保険料を支払うと保険料の1%分の楽天スーパーポイントをプレゼントしてもらえます。

(ちなみに楽天生命にはこれ以外の商品も色々ありますが、楽天生命の商品なら全て保険料で楽天スーパーポイントをもらうことができます。)

この保険の特徴としては、病気やケガで一泊二日以上の入院をした場合に一時金として10万円を保障してもらえるという点です。

入院日数に応じてかかる費用(差額ベッド代や食事代)や、入院初期費用(日用品などの身の回り品や家族の交通費など)をカバーできます。

また、先進医療特約を付加した場合、高額な治療費が必要となる先進医療による療養を受けた際に通算2,000万円まで保障してもらえるので、満足のいく治療を受けることができます。

支払額は終身型なので、一生変わらない金額で安心です。支払い方法は口座振替の他、クレジットカードを利用することも可能です。

その他、楽天生命の頼れるポイントは「支払い手続きの徹底サポート」です。保険に入っていても、いざ利用しよう!となると何をしたら良いのかわからない、どの書類が必要なのかわからない…という経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

楽天生命では、支払いの手続きを徹底サポートしてくれます。例えば、診断書なしでも入院費用の領収書などがあれば入院給付金を支払ってもらえる方法や…

専任アドバイザーに問い合わせることで、手続きを全て案内してもらえるサービスなど、きめ細やかなサポートをしてもらえるのが魅力の保険となっています。

もしも「どの保険に入ったら良いのかわからない」という方でも、電話や対面での相談が可能なので安心です。

電話 0120-921-210 平日 9:00~20:00土日祝日 9:00~18:00(年末年始を除く)、申し込み手続きもサポート可能
対面 近くの代理店を検索して無料相談 無理な勧誘は一切なし、何度でも相談ok
  • 保険料で楽天スーパーポイントが貯められる(保険料の1%分)
  • 一泊二日以上の入院で一時金10万円の支払い
  • 先進医療特約を付加すれば先進医療による療養を受けた際通算2,000万円まで保障
  • 支払額は終身型なので一生変わらない
  • 支払いは口座振替の他クレジットカードも選べる
  • 支払い手続きの徹底サポートあり

アフラック/ちゃんと応える医療保険EVERの特徴は?

CMなどでもよく見かけるアフラック、アヒルのキャラクターに馴染み深いという方も多いのではないでしょうか。私もそのうちの1人です。

アフラックの「ちゃんと応える医療保険EVER」は、日帰り入院から約1,000種類の手術もカバーしてもらえる、総合力のある保険です。

一生涯続く保険は、一泊二日の短期の入院はもちろん日帰り入院の場合でも保障してもらえるので安心です。

また手術の種類は健康保険が適用となる約1,000種類を保障しています。入院中の手術でも外来の手術でも保障可能ですよ。

通院ありプランの場合は、入院中の他に入院前60日以内、退院後も120日以内の通院も保障してもらえるので、入院前や退院した後も安心して治療に専念できます。

その他、「ここをもっと手厚くしておきたい」という希望に合わせて以下のような特約を好みに合わせて付加できるのも嬉しいですね。

  • 病気やケガのリスクに備える特約
  • 働けなくなるリスクに備える特約
  • 介護のリスクに備える特約
  • 死亡・ケガの特約

レディースEVERの場合は以下のような女性特有の病気で入院すると、入院給付金を上乗せして保障してもらえますので、女性の方も頼れる保険となっています。

妊娠関連 帝王切開、妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)、子宮外妊娠、流産
乳房 乳腺症、乳がん
子宮 子宮筋腫、子宮内膜症、子宮がん
卵巣、卵管 卵巣機能障害、チョコレート嚢胞、卵巣がん
その他 関節リウマチ

契約を行った方は、健康や介護に関する相談も可能です。24時間365日対応可能な医療専門スタッフが相談に対応してくれます。

その他、セカンドオピニオンサービスや、治療を目的とした専門医紹介サービス、心の悩みを相談できるメンタルヘルス電話相談サービス、メンタルヘルス面談サービスなど日常の生活でも活用できるサービスを行なっています。

  • 一泊二日の短期の入院はもちろん日帰り入院から保障
  • 約1,000種類の手術をカバーしてくれる
  • 保障は一生涯続く
  • 通院ありプランなら入院前後も保障
  • 好みに合わせて様々な特約の付加が可能
  • 女性向けのプランもあり
  • 契約を行うと健康や介護に関する相談も24時間365日可
  • セカンドオピニオンサービスや治療を目的とした専門医紹介サービスもあり

自分の希望に合った医療保険を選んで利用しよう

今回の記事では、保険料が安くて手厚い保障を受けられる4つの医療保険について紹介してきましたが、いかがでしたか?

医療保険には、保障されるものとされないもの、また先進医療まで保障してもらえるものなど様々な種類があり、「とても決めきれない」という方もいらっしゃるかもしれません。

そのような場合は、とりあえずどこの保険会社にするか2、3ヶ所に絞ってみて、それぞれのコールセンターや相談所で相談してみると良いかもしれませんね。

自分では思いつかなかったようなことや「これは付加しておいた方が良いかも」ということが見つかり、良い医療保険に出会えるかもしれません。

手厚い保障が受けられて、月1,000円台から…と安い保険料の保険会社はたくさんありますので、気軽に相談してみましょう。