みずほ銀行カードローンの公式サイトを見ても、返済方法がよくわからない・・・という方はいませんか?
また、返済方法は知っているけれど、利息や手数料を減らして、よりお得に返済するにはどうしたらいいのだろう?・・・と悩まれている方もいると思います。
みずほ銀行カードローンを活用したいときは、金利や限度額だけでなく、返済方法も確認しましょう。
ここでは、みずほ銀行カードローンの返済方法や返済額、返済シミュレーション、返済遅延などについて解説します。
「みずほ銀行カードローン」は、3大メガバンク「みずほフィナンシャルグループ」傘下の「みずほ銀行」による、個人向けの金融商品です。
みずほ銀行カードローンは、大手銀行ならではの「低金利」と「高い限度額」が特徴的です。そのため、現在、みずほ銀行カードローンを検討中または利用中の方も多いのではないでしょうか?
みずほ銀行カードローンを活用するためには、返済方法を知ることがとても大切です。
特に、みずほ銀行カードローンを契約したいと考えている方や、利息と手数料を減らして上手に返済したい方は、みずほ銀行カードローンの返済方法と返済のコツを確認しましょう。
ここでは、みずほ銀行カードローンの返済方法を解説します。
みずほ銀行カードローンの返済方式は「残高スライド方式」です。残高スライド方式とは、「借入残高に応じて毎月の返済額が決まる」返済方法になります。
そして、みずほ銀行カードローンでは、前月10日(銀行休業日の場合は翌営業日)の借入残高に応じて、毎月の返済額が決まります。
毎月の返済日(10日)までに、みずほ銀行の普通預金口座に返済額を入金しておきましょう。
みずほ銀行カードローンは、「利用限度額」と「借入残高」に応じて毎月の返済額が決まります。増額審査などで利用限度額が変更になったり、借入残高が増減したりすると毎月の返済額も変わることを覚えておきましょう。
みずほ銀行カードローンの返済方法には、以下のメリットとデメリットがあります。
【みずほ銀行カードローン返済方法のメリット・デメリット】
メリット | デメリット |
---|---|
・毎月の返済(約定返済)は口座引き落としで楽 | ・毎月の返済は口座引き落としのみ |
・毎月の返済金額が一定でわかりやすい | ・毎月の返済だけでは利息が増える |
・借入額に対して毎月の返済負担が少ない | ・毎月の返済だけでは完済までに時間がかかる |
・コンビニATMの時間外手数料は 月4回まで無料 |
・利用可能なATMが限定されている |
みずほ銀行カードローンの返済方法には、毎月の返済や返済額がわかりやすい、月々の返済負担が少ないなどのメリットがあります。
コンビニATMの時間外手数料・利用手数料や他行宛振込手数料が月4回まで無料というところも、みずほ銀行カードローンの返済方法のメリットといえます。
一方で、みずほ銀行カードローンの返済方法には、毎月の返済が口座引き落としのみ、毎月の返済(約定返済)だけでは完済までに時間がかかる分、利息が増える可能性があるというデメリットもあります。
なるべく早めに完済して利息を減らし、最終的な総返済額を少なくしたい場合は、毎月の返済だけでなく、任意返済や一括返済を利用しましょう。
この他にも、みずほ銀行カードローンの返済方法には、提携先ATMが少ないというデメリットがあります。みずほ銀行の口座に振込や振替をしたり、任意返済をしたりするときは、以下のATMを利用しましょう。
【みずほ銀行カードローン(キャッシュカード兼用型)】
利用可能ATM | 借入 | 残高照会 | 振込 | 振替 | 任意返済 |
---|---|---|---|---|---|
みずほ銀行ATM | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
コンビニATM(イーネット) | ○ | ○ | ○ | × | ○ |
ローソン銀行 | ○ | ○ | ○ | × | ○ |
セブン銀行 | ○ | × | × | × | ○ |
提携金融機関ATM | × | × | × | × | × |
ゆうちょ銀行ATM | × | × | × | × | × |
【みずほ銀行カードローン(カードローン専用型)】
利用可能ATM | 借入 | 残高照会 | 振込 | 振替 | 任意返済 |
---|---|---|---|---|---|
みずほ銀行ATM | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
コンビニATM(イーネット) | ○ | ○ | ○ | × | ○ |
ローソン銀行 | ○ | ○ | ○ | × | ○ |
セブン銀行 | ○ | ○ | × | × | ○ |
提携金融機関ATM | ○ | ○ | ○ | × | × |
ゆうちょ銀行ATM | ○ | ○ | × | × | ○ |
※一部利用できない提携金融機関があります
みずほ銀行カードローンの利用可能ATMは、カードごとに異なります。
「キャッシュカード兼用型」と「カードローン専用型」では、利用内容や利用可能ATMに違いがあるので注意しましょう。
また、ATMの利用可能時間は、機種や設置場所によって異なります。時間帯によってはATMが利用できなかったり、別途手数料がかかったりすることもあるので気をつけましょう。
ATMの利用可能時間は、以下のとおりです。
【みずほ銀行カードローンのATM利用可能時間】
ATM | 月曜日 | 火曜日~ 金曜日 |
土曜日 | 日曜日 |
---|---|---|---|---|
みずほ銀行ATM | 7:00~24:00 (返済・振替のみ8:45~18:00) |
終日 (返済・振替のみ8:45~18:00) |
0:00~22:00※ (返済・振替のみ9:00~17:00) |
8:00~21:00 (返済・振替のみ9:00~17:00) |
コンビニATM (イーネット、ローソン銀行、セブン銀行) |
終日 | 終日 | 0:00~22:00※ | 8:00~24:00 |
※上記は24時間稼働店の場合です。店舗によって利用可能時間が異なります。
※祝日は曜日に応じた利用時間になりますが、一部利用できない店舗もあります。
※第1・4土曜日の3:00~5:00までの間は利用できません。
みずほ銀行カードローンの返済(任意返済)は、ATMだけでなく、「みずほダイレクト」からも行えます。
「みずほダイレクト」を利用すれば「パソコン、スマートフォン、携帯電話、電話」から24時間手続きが可能です。
特に、パソコンやスマホでインターネットを利用できる方は、便利な「みずほダイレクト」を活用しましょう。
みずほ銀行カードローンでは、毎月の返済(約定返済)だけでなく、任意返済も可能です。
みずほ銀行カードローンの返済方法は「残高スライド方式」なので、借入残高に応じて毎月の返済額が決まります。「残高スライド方式」は毎月の返済負担が少ない分、完済までの期間が長くなり、利息が増えやすくなります。
利息を減らして早めに完済したいときは、毎月の返済だけでなく、任意返済もあわせて行いましょう。
ここでは、みずほ銀行カードローンの任意返済について解説します。
みずほ銀行カードローンの任意返済には、以下2つの方法があります。
【みずほ銀行カードローンの任意返済】
ATMでは、みずほ銀行ATMやコンビニATMから任意返済ができます。
ATMの設置台数が多くて便利ですが、利用できる時間が決まっていたり、利用できない時間があったり、時間帯によっては利用手数料がかかったりすることもあります。
一方、「みずほダイレクト」では、パソコンやスマホなどを使って任意返済ができます。
365日24時間いつでも好きなタイミングで任意返済ができるので、とても便利です。ただし、「みずほダイレクト」を利用する場合は、利用登録が必要になります。
みずほ銀行カードローンの任意返済をするときは、ATMまたは「みずほダイレクト」のいずれかを選びましょう。
みずほ銀行カードローンでは「一括返済」も可能です。
一括返済をすればより早く完済できるので、利息を減らして、最終的な総返済額を少なくすることができます。
ここでは、みずほ銀行カードローンの一括返済について解説します。
みずほ銀行カードローンの一括返済は、みずほ銀行の店頭窓口で可能です。
ATMや「みずほダイレクト」では一括返済ができないので注意しましょう。
一括返済をするときは元金だけでなく、利息も含めた「貸越残高」を全額精算します。事前に、利息を計算しておきましょう。
利息の計算方法は、以下のとおりです。
【利息の計算式】
元金 × 金利 ÷ 365日(1年) × 借入日数 = 利息
たとえば、10万円を金利14%で借りた場合の利息は、以下のようになります。
利息を計算したあとは、一括返済に必要なものを用意しましょう。
【一括返済に必要なもの】
みずほ銀行の店頭窓口の営業時間は通常、平日9:00~15:00となっています。一括返済をするときは、必要なものを持参して、店頭窓口の営業時間内に訪れましょう。
みずほ銀行カードローンの毎月の返済額は、借入残高に応じて決まります。みずほ銀行カードローンの返済額と、他社との違いを確認しましょう。
ここでは、みずほ銀行カードローンの返済額について解説します。
みずほ銀行カードローンの毎月の返済額は、利用限度額が「200万円以上」と「200万円未満」で異なります。
みずほ銀行カードローンの返済額は、以下のとおりです。
【毎月の返済額(利用限度額200万円以上)】
前月10日の借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|
2千円未満 | 前月10日現在の借入残高 |
2千円以上~20万円以下 | 2,000円 |
20万円超~40万円以下 | 4,000円 |
40万円超 | 借入残高が20万円増すごとに 2,000円を追加 |
【毎月の返済額(利用限度額200万円未満)】
前月10日の借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|
2千円未満 | 前月10日現在の借入残高 |
2千円以上~10万円以下 | 2,000円 |
10万円超~20万円以下 | 4,000円 |
20万円超 | 借入残高が10万円増すごとに 2,000円を追加 |
みずほ銀行カードローンの毎月の返済額は、「利用限度額が200万円以上」だと20万円増すごとに2,000円追加、「利用限度額が200万円未満」だと10万円増すごとに2,000円追加となっています。
そして、他社カードローンの毎月の返済額は、以下のようになっています。
【三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の返済額】
※金利(借入利率)年8.1%以下の場合
借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|
10万円以下 | 1,000円 |
10万円超~20万円以下 | 2,000円 |
20万円超~30万円以下 | 3,000円 |
30万円超~40万円以下 | 4,000円 |
40万円超~50万円以下 | 5,000円 |
50万円超 | 借入残高が10万円増すごとに 1,000円を追加 |
【三井住友銀行カードローンの返済額】
借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|
2千円未満 | 約定返済時の利息金額と借入残高の合計額(2千円上限) |
2千円以上~50万円以下 | 10万円以下の場合2,000円、 以後借入残高が10万円増すごとに2,000円を増加 |
50万円超~300万円以下 | 60万円以下の場合11,000円、 以後借入残高が10万円増すごとに1,000円を増加 |
300万円超~500万円以下 | 350万円以下の場合40,000円、 以後借入残高が50万円増すごとに5,000円を増加 |
500万円超~800万円以下 | 600万円以下の場合60,000円、 以後借入残高が100万円増すごとに5,000円を増加 |
このように、みずほ銀行カードローンの毎月の返済額は、他社カードローンの毎月の返済額よりも、高くなる場合と低くなる場合があります。
毎月の返済額が高いことのメリットは、それだけ早く完済できることです。
なるべく早めに完済して利息を減らし、最終的な総返済額を少なくしたい場合は、毎月の返済額が高いほうがおすすめです。
一方、利息や最終的な返済総額が増えても、時間をかけてゆっくり返済したいという場合は、毎月の返済額が低いほうがおすすめになります。
みずほ銀行カードローンの公式サイトにある「返済シミュレーション」では、必要な情報を入力するだけで「返済金額、返済期間、返済回数」を調べることができます。
返済シミュレーションを利用して、正しい返済計画を立てましょう。
ここでは、みずほ銀行カードローンの返済シュミレーションについて解説します。
みずほ銀行カードローンの「返済シミュレーション」では、「返済金額、返済期間、返済回数」の3つを算出することができます。
たとえば、返済シミュレーションを利用した場合、以下のような結果がわかります。
【返済金額シミュレーション(例1)】
【条件】・・・借入金額50万円、借入期間1年、金利14%の場合
返済回数 | 毎月の返済額 | 返済額の総額 | 利息額の合計 |
---|---|---|---|
12回 | 49,265円 | 541,920円 | 41,920円 |
【返済期間シミュレーション(例2)】
【条件】・・・利用限度額50万円、借入金額50万円、金利14%の場合
※毎月の返済額(約定返済額)で返済した場合のシミュレーション
返済回数 | 返済額の総額 | 利息額の合計 |
---|---|---|
200回 | 955,525円 | 455,525円 |
【返済回数シミュレーション(例3)】
【条件】・・・借入金額50万円、毎月の返済額1万円、金利14%の場合
返済回数 | 毎月の返済額 | 返済額の総額 | 利息額の合計 |
---|---|---|---|
79回 | 10,000円 | 768,852円 | 268,852円 |
上記を見ると、毎月の最低返済額だけでは完済までに長い時間がかかり、利息の負担がとても大きくなることがわかります。
返済残高を増やさないためにも、毎月の返済(約定返済)だけでなく、任意返済や一括返済を利用して無理のない返済計画を立てましょう。
みずほ銀行カードローンでは、毎月の返済日に口座引き落としができないと、翌日から「遅延損害金」が発生します。また、毎月の返済が遅れると追加融資が受けられなくなったり、増額審査に悪影響をあたえたり、督促の電話やハガキが届いたりすることもあります。
あとで困ったことにならないように、みずほ銀行カードローンの返済遅延や対処法について確認しましょう。
ここではみずほ銀行カードローンの返済遅延について解説します。
みずほ銀行カードローンの毎月の返済は、口座引き落としになります。口座引き落としは夜間に行われるので、返済日の20時頃までに返済額を口座に入金しておきましょう。
もしも、毎月の返済日に返済額を用意できない場合は、返済日から10日以内であれば、入金した日の夜間に口座引き落としで返済が行われます。返済日から10日を過ぎても返済額を入金できない場合は、なるべく早めにみずほ銀行へ電話連絡をしましょう。
みずほ銀行カードローンの返済遅れで注意したいポイントは「遅延損害金」の発生です。毎月の返済日に残高不足で返済額を口座引き落としできなかった場合は、翌日から「遅延損害金」が発生します。
みずほ銀行カードローンの遅延損害金は「年19.9%」となっており、通常の利息「年2.0~14.0%」よりも高い金利となります。
遅延損害金が発生すると、毎月の返済額に遅延損害金がプラスされることになり、最終的な総返済額が増えるので注意しましょう。
この記事では、みずほ銀行カードローンの返済について解説しました。いかがでしたでしょうか?
みずほ銀行カードローンの返済方法には「毎月の返済(約定返済)」「任意返済」「一括返済」の3つがあります。利息を減らして早く完済したいときは、毎月の返済とともに任意返済や一括返済も行いましょう。
みずほ銀行カードローンの毎月の返済額は、前月10日の借入残高に応じて決まります。借入残高が増えると返済額も増えるので注意しましょう。返済忘れを防ぐためにも、毎月の返済額と口座残高をチェックしておくことをおすすめします。
みずほ銀行カードローンの返済方法を工夫して、上手にカードローンを利用しましょう。