パートでも大丈夫!急な出費でも安心できるカードローン利用法

生活をしていれば、様々な場面で急な出費が起こってしまうことがよくあります。

家具家電が故障した、車の調子が悪い・・・など、本当に予期せぬ場面で出費があるものです。

比較的安定した収入のある、正社員ならまだしも、パートタイムで働いているとなれば、その負担は尚更大きくなっていくでしょう。

しかし「そもそもパート社員でお金を借りることはできるの?」という不安がある人も多いのではないでしょうか。

実は、パート社員でもローンを利用する方法はいくつか存在します。

ここでは、パートで働いていても、賢くお金を借りる方法を詳しく学んでいきましょう。

パートでもカードローンでお金を借りることができる

何かの足しにお金を借りたい場合は、カードローンを利用するのが便利です。

カードローンであれば、毎月安定した収入があれば融資をしてくれる可能性が高いです。

正社員のように、比較的多くの給料をもらっていなければならないということはありません。

カードローンでは、申し込み者の「返済能力」を重視しているので、正規雇用やパートのような非正規雇用という壁はないのです。

ですから、パート社員でも毎月安定した収入が10万円でもあればOKということです。

次にカードローンにはいくつか種類がありますので、ひとつずつご紹介していきます。

消費者金融系カードローンのメリットとデメリット

まずは、テレビCMでよく見かけるような消費者金融系カードローンについてです。

アコムやプロミスといった商品ブランドの名前は聞いたことがあると思います。

消費者金融系カードローンでは、申し込みから借入までのスピードが早いという大きなメリットがあります。

また、無人の自動契約機ならその場で借り入れが可能ですし、簡単な手続きで完了します。わからないことは契約機からオペレーターに繋いで聞くことも可能です。

もちろん、大手消費者金融会社であれば、スマホ1台で簡単に申し込みができます。

消費者金融系カードローンのデメリットは、大きく2つあります。

まずは、金利が高いということです。はじめての利用でパート社員の年収では、およそ年間17~18%の金利が掛かるといっていいでしょう。

金利は下のような式で計算されます。

借入額×金利÷365×借入日数

仮に、18%の金利で30万円を半年間借りた場合は26,630円の利息が元金にプラスされます。かなり大きな金額になってきます。

消費者金融の利用を考えている人は、金利のことを理解しておかないと返済時に大変なことになってしまいます。

次に、総量規制という仕組みが、消費者金融系カードローンには存在します。

消費者が返済能力を超えた借り入れをしないようにするための仕組みなので、一概にデメリットとはいえませんが、ルールとして覚えておきましょう。

総量規制・・・借りることのできる金額は、原則として収入の1/3までとする仕組み

要するに、パートで年間100万円の収入がある方は、30万円程しか借りることはできません。

A社から20万円、B社から10万円を借りていたとすれば、新たにC社への審査には通らないと思っていいでしょう。

総量規制は、トータルで年収の1/3と覚えておきましょう。

    消費者金融系カードローンのメリット

  • 申し込みから借り入れまでが早い
    消費者金融系カードローンのデメリット

  • 金利が高い
  • 総量規制という仕組みがある

銀行系カードローンのメリットとデメリット

「銀行系カードローンであれば、なんとなく安心できる」という方も多いのではないでしょうか。

各銀行では、地方銀行やメガバンク問わずカードローンを用意していますので、お近くの銀行で手続き可能です。

利用する銀行の口座をあらかじめ作っておく必要はありますが、すでに持っていれば、こちらもスマホで手続き可能です。

では、銀行系カードローンのメリットですが、消費者金融に比べて金利は低いです。はじめての利用で、パート社員であれば、およそ13.5%~14%の金利だと思ってください。

同じく、30万円を金利14%で半年間借りた場合をみていきましょう。

計算式は300,000×0.14÷365×180ですので、20,712円の利息となります。

消費者金融系カードローンで借りた場合と比較すれば、約6,000円の差が出ます。

また、銀行は総量規制の対象外となりますので、年収の1/3以上借り入れができないというわけではありません。

しかし、総量規制がないことで借り過ぎから破産してしまう人も少なくないため、総量規制に準じた仕組みで、借り過ぎを抑制している事は覚えておきましょう。

銀行系カードローンのデメリットは、借り入れまで時間が掛かるということです。

消費者金融の自動契約機なら、借り入れまで最短45分など、早さがウリですが、銀行では審査が特に厳しいのです。

早さを求めてしまうと、反社会勢力などに資金を提供してしまう可能性や、返済能力をよく見極めることもできません。

すぐにお金が必要な方には、銀行系カードローンは向いていないといえます。

    銀行系カードローンのメリット

  • 銀行なので安心できる
  • 金利が低い
  • 総量規制の対象外
    銀行系カードローンのデメリット

  • 審査に時間が掛かる

クレジットカードのキャッシング枠を知ると便利

クレジットカードには、お買い物ができるショッピング枠の他に「キャッシング枠」というものがあります。

なかにはキャッシング機能がないカードもありますので、ご自身のカードに機能があるのかどうかを調べてきましょう。

キャッシング枠は10万円や30万円といった、比較的少額なのが特徴ですが、急な出費に対応できる金額ではあります。

借り入れは、コンビニATMなどで簡単に済ますことができますし、返済もATMや自動引き落としで済ますことができます。

手数料が毎回かかってしまうところにデメリットを感じますが、利便性はとても良いです。

ご自身のクレジットカードにショッピング枠しかない場合は、キャッシング機能を付けることができますが、新たに審査が必要となってきます。

ローンを組んだことのない人は実績をつくっておこう

カードローンもローンのひとつですので、信用が肝心になってきます。

ローン審査では、主に申し込み者が返済をしてくれるかどうかを見極めます。ですから、ある程度実績のある人が信用のある人になってきます。

今まで、現金でしか買い物をしなかった方のことを「スーパーホワイト」と呼んだりします。

自己破産などを起こした方はブラックと呼びますが、スーパーホワイトは実績がないので、果たして信用できる人物かどうかがわからないのです。

スーパーホワイトの方は、まずクレジットカードなどで家電やスマホなどを分割で購入してみましょう。

分割購入は立派なローン扱いですから、確実に支払って、実績をつくることをお勧めします。

スーパーホワイトで審査に落ちても気にせず申し込もう

スーパーホワイトに方は審査に通りにくいといわれていますが、必ずしもそうではないので、まずは申し込みをしてみましょう。

仮に審査に落ちてしまったとしても、「実績がないから」という理由が大きいはずですので、気にすることはありません。

他のカードローンにも申し込んでみましょう。

専業主婦がローンを組むのは難しい

パート社員でもカードローンを利用することができますが、パートを辞めようと思っている方は要注意です。

専業主婦や収入のない方のローン利用は、ほぼ確実に無理だと思ってください。

前述した総量規制では、年収に1/3を掛けて計算しますので、収入がゼロであれば何を掛けてもゼロです。

ゼロ円しか借りることができません。つまり、お金を借りることができないのです。

銀行系であれば、総量規制の対象外ですが、現時点で無収入の方に融資をしてくれる銀行はないといっていいでしょう。

なかには専業主婦でも可能なところはありますが、当然、その他に条件があります。条件付きで貸しても良いですよということになります。

配偶者貸付を利用するのも選択肢のひとつ

パート社員で総量規制以上の金額を融資してもらいたい場合や、どうしてもパートを辞めて専業主婦になりたい方は「配偶者貸付」という制度を知っておきましょう。

配偶者貸付は、旦那さんに収入があれば専業主婦でもOKです。

ただし、配偶者関係が証明できる書類と配偶者の収入がわかるものが必要です。

  • 住民票
  • 戸籍謄本
  • 配偶者の源泉徴収票 など

金融機関によって提出する書類は多少異なりますので、利用したい金融機関の公式サイトなどで調べておく必要があります。