お金に困った時の対処法、悩むよりまず相談!

「遊びたいお金がない」、「生活するためのお金がない」お金に困った時というのは、人それぞれです。

遊びたいお金がない場合は、まだ生活のためのお金はあるけれど、余分に使えるお金がないという状況ですが、生活に困るレベルでは、また対策が違ってくるものです。

まずは、あなた自身がどのレベルでお金に困っているかを把握する必要があります。

ここでは、すぐにお金がないと困ってしまうレベルから、ちょっとした資金不足でお金がほしいというレベルまで、お金を調達する方法を学んでいきましょう。

お金に困った時に役立つのがカードローン

テレビCMなどでよく目にするのが、カードローンではないでしょうか。

「なんか怪しい」と思ってしまう方も多いでしょうが、大手の金融機関であれば全く心配は要りません。

カードローンには「銀行系のカードローン」と「消費者金融系のカードローン」があります。

それぞれにメリットとデメリットがあるので、次に紹介していきます。

銀行系のカードローンは審査が長いが金利が低い

銀行系のカードローンとは「○○銀行カードローン」という商品名が多いです。

メガバンクでも地方銀行でも、カードローンを取り入れている銀行がほとんどで、申し込みはネットで簡単に行うことができます。

近くの銀行で申し込むことができますので、詳しい話を聞いてみると良いでしょう。

しかし、残念ながらすぐに現金がほしいという方には向いていません。

なぜなら銀行系カードローンは、反社会勢力に融資をしないようにするため、審査時間が多く掛かってしまいます。

また、あらかじめ口座を開設しておく必要がある場合も多く、その日のうちに融資してもらうことはほぼ不可能です。

その分、借りられた場合に金利が比較的低いので、返済する時の負担は比較的少なくて済みます。

銀行名 商品名 金利 利用限度額
三菱UFJ銀行 バンクイック 年1.8%~14.6% 500万円
みずほ銀行 みずほ銀行カードローン 年2.0%~14.0% 800万円
楽天銀行 楽天銀行スーパーローン 年1.9%~14.5% 800万円

ほとんどの銀行で、14%ほどの金利がかかるといえます。

消費者金融系カードローンは即日融資がウリ

次に消費者金融系カードローンですが、アコムやアイフルといったブランド名は一度くらい聞いたことがあると思います。

このタイプのカードローンは即日融資というスピードがウリとなっています。

申し込みから借り入れまでネットで済ますこともできますし、自動契約機という無人の店舗で全てを済ますことも可能です。

自動契約機なら、オペレーターに繋ぐ事ができるので、分からない事はそこで聞くこともできます。

カードもその場で発行されるので、自宅に郵送されることもありません。

ただし、銀行系カードローンと比較すると金利が高くなってしまいますし、この後説明する「総量規制」という制限があります。

どのくらい金利が高くなってしまうかを「アコム」というブランドでみていきましょう。

商品名 金利 利用限度額
アコム 年3.0%~18.0% 800万円

他の大手消費者金融の金利も、アコムとほぼ同じです。銀行と比較して4%ほど高くなっています。

消費者金融カードローンでは総量規制という制度がある

消費者金融と呼ばれる会社は「貸金業法」という制度に則ってお金を貸し付けなければなりません。

総量規制は貸金業法のひとつで、借入金額は原則として、年収の1/3以下でなければならないという決まりがあります。

簡単にいえば、年収が300万円という場合は、100万円まで借りられるということです。

総量規制はトータルで年収の1/3以下となりますので、次のような場合は新たに申し込んでも審査に通りません。

年収300万円のサラリーマンの場合
消費者金融A社から30万円借入
消費者金融B社から70万円借入
新たに申し込んだ消費者金融C社の審査は、原則通らないということになります。

ただし、例外貸付という制度もありますので、資金用途によっては借りられることもありますが、原則借りることは不可だと知っておきましょう。

また、銀行や信用金庫などは貸金業者ではないので、総量規制の対象外となっています。

専業主婦がお金を借りるのは難しい

総量規制の話に関連するので、専業主婦の借り入れについてお話ししておきます。

専業主婦というのは、収入がないということになります。返済能力はゼロです。

総量規制は年収の1/3以下ですので、収入がなければ算出される金額もありません。

したがって、消費者金融系カードローンではお金を借りることができないということになります。

銀行系カードローンは総量規制の対象外ですが、専業主婦に融資してくれる銀行はとても少ないのが現状です。

専業主婦なら配偶者貸付制度を活用する

もし、あなたが専業主婦で、なんとか生活費を借りたいという方は配偶者貸付を活用しましょう。

配偶者に安定した収入があれば、原則お金を借りることができます。

この制度を使うためには、配偶者の年収が証明されるものと、婚姻関係が証明できるものを提出する必要があります。

配偶者が正社員である必要はありません。アルバイトでもパートでも大丈夫です。

  • 配偶者の源泉徴収票や所得課税証明書など
  • 戸籍謄本や住民票など
  • 配偶者の同意書

クレジットカードのキャッシング機能を使う

クレジットカードには、買い物ができるショッピング枠の他に「キャッシング枠」という機能があります。

この機能は全てのクレジットカードに付いているわけではありませんが、機能があればコンビニATMなどでお金を引き出すことができます。

カードローンのように大きい金額を引き出すことはできないことが多いですが、10万円~30万円くらいはOKなことが多いです。

カードによって利用上限額が異なってきますので、確認が必要です。

ショッピング枠とキャッシング枠はそれぞれが独立したものではなく、ショッピング枠の中にキャッシング枠があるような形です。

ですからショッピング枠を上限まで使っていれば、キャッシング枠を使うことができません。

返済も登録してある銀行口座から引き落としになるので、手間がかからないのもメリットといえます。

キャッシング機能がないクレジットカードに、新たにキャッシング枠を付ける際には審査があることも忘れないようにしましょう。

クレジットカードも総量規制の対象です。

働けるのなら日払いバイトで稼ぐ

カードローンの活用はあくまでも計画的に返済できる方に限った話です。

働ける体力があって、家庭に支障が出ないのであれば日払いバイトでもいいので、働く事をおすすめします。

申し込みや返済の手間はありませんし、安定した収入にも繋がりますので心が安定してきます。

返済日に追われる精神状態は、きっと辛いものがあるでしょう。

試験の試験監督や治験など、働く日数はごくわずかでも、5000円から数万円稼ぐことも可能です。

お金に困ったら、まずは働いてみましょう。

公的機関の制度を活用する

国や自治体からお金を借りることができる「公的融資制度」というものがあります。

様々な理由でお金に困っている人を支えるための制度ですので、近くの市役所などに相談してみるのもひとつの選択肢でしょう。

利用者の属性に合わせていくつかに分類されますので、悩むよりもまずは相談しましょう。

地元市役所などの公式サイトを見て、ご自身がどれに分類されるか理解しておくと、相談もスムーズになるかもしれません。

親兄弟に相談してみることも大切

最後になりますが、銀行や消費者金融、地方自治体に借りる前に、ご自身の親族に相談してみましょう。

親子の縁というのは、なかなか複雑なものもあるでしょうし、見栄や恥ずかしさから相談することが難しいかもしれません。

しかし、きちんと返済する意志と誠実な対応をしてみてください。