「カードローン」という言葉を聞いたことがない!という方も少ないのではないでしょうか。テレビCMや雑誌などの広告でも「カードローン」が取り扱われていることが今や当たり前となってきています。
しかし、「カードローンとはいったいどういうものですか?」と聞かれてスラスラとお応えできるという方はそれほど多くないのではないでしょうか。
今回は、カードローンとは何なのかという基本的な事柄について調べてみました。カードローン初心者の方も慣れている方も、今一度原点に帰ってカードローンがどういうものなのかということを振り返ってみませんか?
カードローンの大きな特徴として、以下の3つが挙げられます。
上記のように使い勝手が良いという点で、多くの方がカードローンを利用するようになったのです。
カードローンの最も大きな特徴は、契約期間内・限度額の範囲内であれば、何度でも借りたり返したりを繰り返すことができる点です。
借り入れの総額が限度額である50万円を超えなければ何度でも借り入れ・返済を繰り返すことができます。
このように、必要なときに必要な金額を借入できるのがカードローンの利点なのです。
また、契約は多くは双方の同意があれば自動で更新されるケースが多く、一度カードローンと契約をすると解約するまで持っているローンカードを利用することができます。
ローンカードを使って、限度額の範囲内で自由にお金を借りられるといっても、借りられる場所が少ししかなかったり遠方だったりすると使い勝手が悪いですよね。
多くのカードローンは、自社のATM・機械だけではなく、提携のATMを利用することが可能となっています。
特に近年は多くのカードローンがコンビニATMを利用できるようになっており、家の近くや通勤途中などより手軽にカードローンが利用できるようになっているのです。
利用時間も、夜間まで対応しているカードローン・ATMも多くありますからライフスタイルに合わせた利用が可能でしょう。
カードローンを利用するのには、様々な理由があるのではないでしょうか。それこそ十人十色で、生活費に使いたい方、旅行の為に利用したい方、大切な人へのプレゼント資金にしたい方などいらっしゃるのではないでしょうか。
カードローンは多くの場合で、その利用目的を厳密に制限していません。
カードローンで借りたお金の使い道は原則自由となっているところが多いですし、申し込み時にどんな目的で利用するのか確認されることはあっても、実際に領収書を提出するよう求められることもないのです。
もちろん、カードローンによっては事業性資金など一定の利用目的は不可としているところもあるので事前の確認は怠らないようにしましょう。
カードローン以外にもお金を借りることができるローンとして有名なのが、目的別ローンやフリーローンです。
これらとカードローンの違いは一体どういったところでしょうか?
カードローンと、目的別ローン・フリーローンで最も大きく違うところは、利用方法にあります。
基本的なカードローンの利用方法は、申し込みをし、審査が終わると、ローンカードが発行されます。
手元にローンカードが届いたら、利用できるATMに行き、ローンカードを挿入します。借り入れ(または引出 など)のボタンを押し、暗証番号、希望金額を入力すれば、お金を借りることができるのです。
しかし、目的別ローンやフリーローンの場合は、ローンカードなどが発行されないケースが多いでしょう。申し込みをし、審査に通れば、指定の口座に入金されるのです。
返済についても、カードローンの場合、毎月の約定返済は指定口座引き落としや振り込み、ローンカードを利用しての返済など様々な方法がありますが、目的別ローンやフリーローンの場合は指定口座引き落としや振り込みとなっている場合が多くなっています。
なおカードローンの場合は返済の途中でも限度額に余裕があれば追加で借り入れすることができますが、目的別ローンやフリーローンではそういったことはできません。
限度額の範囲内で何度も利用できるのがカードローン、一度必要な金額を借入したら後は返済をしていくだけとなるのが目的別ローンやフリーローンです。
カードローンの場合、先ほどご紹介したように、利用使途についての制限はそこまで厳しくありません。
しかし、目的別ローンは、名前の通りその目的に沿った利用しかできないのです。
例えばカーローンであれば、車の購入や車検、教習所費用など車に関することにしか利用することはできませんし、ブライダルローンの場合は、結婚式に関する事や新婚旅行、新婚生活に関する事以外は認められないというケースがほとんどです。
さらに、利用にあたっては、実際の見積書を提出する必要があるケースも多いですし、借り入れ後も支払った証として領収書の確認を求められる場合もあります。
カードローンの場合はこういったことはありません。限度額50万円のうち、10万円を生活費に、10万円を旅行代に…といったように利用しても問題がないのです。
ではカードローンとフリーローンの違いは何でしょうか?
実はフリーローンも利用使途について厳しく制限されていることはありません。事業性資金についてはカードローン同様に制限がある場合もありますが、常識の範囲内であればおおむねどのような目的で利用しても咎められないのです。
もし審査に落ちれば、新規に借り入れすることはできません。
カードローンという名称ではありますが、近年では様々なタイプのものが登場しています。
カードローンと言えばローンカードの発行が当たり前でしたが、スマートフォンの登場により、その形態も変わってきています。
カードレスで、カードローンと同じように利用することができるタイプが登場したのです。
その特徴は以下の2点です。
今までのカードローンは、ローンカードを持って近くの利用できるATMに行って借り入れや返済を行っていましたが、カードレスのカードローンの場合、わざわざATMに行く必要は無くなります。
ネットバンキングを利用して、借り入れ・返済ができるので24時間いつでもどこでも利用できるケースが増えたのです。
また、スマートフォンアプリやネットの会員ページなどから返済状況や借入返済を管理できるようになっていますので、郵送物がないというカードローンも多く、家族にばれずに利用したい!という方にとってもより利用しやすくなっています。
なかには、アプリを利用してコンビニATMから借り入れなどを行えるタイプのカードローンも登場していて、今後もどんどん利用しやすい形のカードローンが広まることが期待されるでしょう。
どんどんと利便性が上がっているカードローンですが、安易な利用は避けた方が良いでしょう。
カードローンの利用を考えていく上で、絶対に忘れてはいけないことがあります。
それは、カードローンを利用するということは、借金をするということに他ならないという点です。
カードローンで借りたお金は、利子をつけて返済をしなくてはいけません。つまり、返せない以上の金額を利用することは絶対に避けなくてはいけないのです。
そのことをまず念頭に置いて、カードローンと付き合っていきましょう。
もう一つ忘れてはいけないことは、カードローンの利用には審査があるという点です。
お金を借りたいからと申し込みをしても、審査に通らなければ利用することはできません。
審査に通ったとしても、必要以上に借り入れするのは避け、しっかりと返済計画を立てて堅実に利用するようにしてくださいね。